世界滅亡説からはや2年。「マヤ暦の終わりで人類滅亡」問題はいったいどうなった? | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 2000年のY2K問題以降、毎年のようにXX年問題が取り沙汰される。

 中でも、Y2K以前の「ノストラダムス大予言」以来、久々に騒がれた「終末思想」的な「XX年問題」が2012年や2015年に騒がれれた「マヤ暦の終わり=人類滅亡」問題だ。

 解釈によって異なるのだが’12年や’15年にマヤ文明の暦が終わるとされていることから、人類滅亡の日だと巷で騒がれたのが、『’15年9月3日人類滅亡問題』だ。その後、どうなったのか。オカルト研究家の山口敏太郎氏に、真相を迫った。

「’12年にも同様の問題がありましたが、今度は偶然、古代エジプト文明の暦にも同じような記述があったので、『二つの文明の予言が一致した』と、より騒がれました。けど、実際には何も起こらなかったでしょ? 当然の結果です」

 山口氏は“予言”を解釈することには意味がないと断言する。

「予言には明確な意図が書いてないことが多いから、受け取った側が都合よく解釈しているんです。予言に信憑性があるとしても、当時のマヤの世界観は南米のほんの一部。日本は彼らの世界に入っていません(笑)。それにマヤの学者も、マヤは“循環の思想”だから終末はないと主張しています」

 それにしてもなぜ、たびたび人類滅亡説が登場するのだろうか。

「滅びてしまった文明にノスタルジーを感じる部分があるのでしょう。それが、未来に対する恐怖感と合わさり、予言と結びついてしまうのでは。ちなみに予言自体は現代にもたくさんありますよ」

 このように、「予言」の類のみならず、さまざまな「XX年問題」がこの2000年以降多数登場してきた。しかし、そうした問題は、喉元過ぎれば熱さ忘れるではないが、いざその年を迎えてしまうと何も起きなかったように思えるもの。果たして実際に「問題」はどうなっていたのか? 陰ながら尽力した人々によって救われていたのか? それともまだ解決されぬまま残っているのか?

 週刊SPA!2017年1月3・10日合併号特集記事「あの[20XX年問題]はどうなったのか?」では、Y2Kを筆頭にさまざまなXX年問題について、その後の顛末をリポートしている。<取材・文/週刊SPA!編集部>