http://news.infoseek.co.jp/article/wooris_227525/
日増しに寒さが厳しくなっていくこれからのシーズンは、暖かいふとんで眠るのが心地よい季節……のはずですが、何かのきっかけで寝つけなくなってしまうことってありませんか?
そして、眠ろうとすればするほど、どんどん深みにはまってしまう……なんてこと、誰にでもありますよね。そんな眠れない夜を過ごさないために、夕飯や寝る前に口にするとよい食べ物があるというのです。
今回は、海外の情報記事『Prevention』や『WooRis』の過去記事などを参考に、“眠気を誘う食べ物”5つをお伝えします。これで、あなたはどんどん眠くなる……。
■眠りの救世主“トリプトファン”
まず眠気のメカニズムを簡単にお伝えしましょう。まず“自然に眠くなる”もととなるホルモンが、“メラトニン”。このメラトニンを生成するのに欠かせないのが“セロトニン”という脳内物質。
そして、セロトニンの分泌を促すのが“トリプトファン”。トリプトファンは必須アミノ酸の一種で“セロトニンを作るための原材料”です。
これは食品のタンパク質に含まれているので、簡単にいえば、トリプトファンが豊富に含まれている食品を積極的に摂取すればいいわけです。
■オススメ1:サーモン
サーモンにはトリプトファンが豊富に含まれているので、眠気を誘うメラトニンの生成に大きな効果があります。あわせて、血行を促進する効果もあるので、眠気を誘います。
調理の手間や軽くつまめるものかどうかなどを考慮すると、寝る前に食べるのは避けるべきですが、夕飯時なら、美味しくヘルシーにいただけそうです。
また、サーモンにはオメガ3脂肪酸も豊富に含まれているので、コレステロールや中性脂肪を下げる効果もあり、摂取する利点は多数あります。ゆっくり休みたい夕飯にどうぞ!
■オススメ2:バナナ
バナナもトリプトファンが豊富。トリプトファンはミルクなど乳製品に豊富に含まれているので、ヨーグルトやミルクと一緒に取るのも効果的です。
また、バナナには筋肉を弛緩させる効果のある“マグネシウム”が豊富なので、寝る前に食べるとリラックス効果もあります。
更に、寝る前に空腹を感じたり甘いものを欲する時にもバナナで満たすことができるので、優秀な食品です。
■オススメ3:チェリー
チェリーには催眠作用のあるメラトニンが豊富。そのまま食べても美味しいですが、スムージーやジュースにしてもいいですね!
一番お手軽なのは、ドライチェリー。手軽にパクッと食べられるので、夕飯後に、小腹がすいた時にもいいですよ。
■オススメ4:モッツァレラチーズ
モッツァレラチーズもトリプトファンが豊富な食材。トリプトファンを多く含んでいる食材である赤身肉に比べて、なんと、“約2倍”の含有量だそうです。
もちもちっとした食感もまた、リラックスへと導いてくれそうな気がしますね。これは、良い催眠効果が期待できそう……!
■オススメ5:アーモンド
美容食材としても不動の人気を誇る“アーモンド”ですが、実は眠気を促進する効果もあるのです。
眠気を誘う“マグネシウム”が豊富で、筋肉をリラックスさせて、気分を落ち着かせる効用があります。チェリー同様に軽くつまめるので、気軽に食べられるという意味でもオススメ。
ただし、ナッツ類は脂肪が多めなので、活動時間帯にはOKでも、寝る直前には不向きといえそう。脂肪分が多いため胸焼けや消化不良を起こしてしまったら気持ち良く寝る事ができません。
食べるなら夕飯の前や直後など、早い時間帯に! 寝る直前なら無塩のものを、ほんの少しつまむ程度にしておきましょう。
いかがでしたか?
眠れない時に効果的とはいえ、基本的に寝る直前は食べない方が良いので、夕飯時やデザートなどで、摂取してくださいね。
(ライター 秦野理恵)