http://news.infoseek.co.jp/article/clicccar_368920/
教習所に通い仮免許や卒業検定、最後に運転免許センターで学科試験を受け、ようやく手に入れることができる運転免許証。
でも、免許を取得してもまじましと見る機会って意外とないですよね。そんな運転免許証に記載されている12桁の番号の意味って知っていますか?
■最初の2つの数字は免許を取得した”都道府県”
“01”からのスタートではなく”10″からのスタートで、”10″は北海道になります。
ちなみに北海道は面積が広いため、いくつかの番号が存在しています。函館”11″・旭川”12″などとなっています。番号は通し番号ではなく、福島”25″の次は東京”30″です。
地域ごとの番号の振り分けは、北海道10番台・東北20番台・東京都30番台・関東関東甲信越40番台・北陸中部50番台・関西60番台・中国70番台・四国80番台・九州(沖縄含む)90番台となっています。
■3桁目と4桁目
運転免許証を取得した西暦の下2桁になります。1989年の場合は89、2001年の場合は01ということです。
■5桁目~10桁目
これは都道府県ごとに法則があって付けられるとのこと。その明確な定義は発表されていませんが、各都道府県によって管理されている番号になり、その基準も違います。
また、最初の4桁の数字だけピンク色の理由も発表されていません。実はこの6つの数字は次の11桁目に大きく関係しているのです。
■11桁目
この数字は”チェックデジット”と呼ばれている数字です。1桁目~10桁目の数字を使った、とある計算方式で決まるとのこと。
つまり、偽造の際に5~10桁目を適当な数字にしても、その計算式によって11桁目も決まるため、ここの数字を適当な数字をしても偽造だと発覚しやすくなっており、運転免許証の偽造防止にも大きく繋がる数字となっています。
また、11桁目が1~10桁の数字で決まるということは、免許番号の入力ミス防止にもなります。
■12桁目
運転免許証を盗難や紛失などによって、運転免許証を再発行した数字です。クレジットカードの審査などの際に身分証明として運転免許証を出すこともあると思います。その際チェックされているのはこの12桁目ともいわれています。
こうやって見ると、自分の運転免許証を思わずチェックしてみたくなりますね。
(鈴木 唯)