【こぼれ話】宇宙飛行士熱唱のミュージックビデオ、反響受け再公開 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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【オタワAFP=時事】宇宙空間で初めて撮影されたミュージックビデオ──英歌手デヴィッド・ボウイの「スペース・オディティ」のカバー──が再び戻ってきた。以前投稿されていた米動画共有サイトのユーチューブから一度は削除されたものの、多くの要望を受け、このたび再公開された。
 このミュージックビデオは、カナダ人宇宙飛行士のクリス・ハドフィールドさんが、約5か月間にわたる2013年の国際宇宙ステーション(ISS)での任務の最中に制作したもので、今後2年間にわたって公開されるという。(写真はISS内でギターを弾くハドフィールドさん)
 当初、この動画は1年間限定でユーチューブで公開され、再生回数は2348万9178回を記録した。動画は数多くのサイトに転載され、テレビでも繰り返し放送されたため、世界全体で数億人が目にした可能性があるとハドフィールドさんは推測している。
 動画は2014年5月に削除され、その直後から再公開を求める声が上がっていた。
 動画が削除された件についてハドフィールドさんは、「ある特定の人物に非がある訳ではない」と述べ、ボウイさんと彼のレーベルと事前に交わした契約に従っただけだったことを明らかにし、「非公開としたその日から私たちは再投稿の許可を取るために動き出した。だが、法律上の手続きは慎重さと正確さを要するため、時間がかかった」と説明した。
 ISSの開発には15か国が携わり、しかも5分間の動画の撮影中は、数か国の上空を漂っていたため、どの国の法律が適用されるのかといった法的な問題が複数立ちはだかったという。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕(2014/11/11-13:34)