バナナの皮置くと6倍滑りやすく…受賞したのは | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 【ケンブリッジ(米マサチューセッツ州)=中島達雄】ユーモアあふれる研究に贈られる米国の「イグ・ノーベル賞」の授賞式が18日、米ハーバード大で開かれた。

 24回目となる今年は、バナナの皮を踏んだ時の滑りやすさを研究した、北里大医療衛生学部の馬渕清資きよし教授(63)らが物理学賞を受賞した。日本人の受賞は20組目で、2007年から8年連続。

 馬渕教授らのグループは、ふだん研究する人工関節の性能向上に、バナナの皮の滑りやすい仕組みを応用できないかと考えた。バナナの皮の内側を下にして床に置き、靴で踏む実験を100回以上繰り返した結果、皮がない時に比べて、6倍滑りやすくなることがわかったという。皮の外側を下にした場合は3倍だった。

 滑りやすい理由は、バナナの皮に含まれる糖分と水分が染み出し、潤滑油のような役割を果たすためだという。馬渕教授は授賞式で、怪獣のゴジラがバナナの皮を踏んで転ぶ絵を掲げて、「バナナの皮の滑りやすさは、私たちの関節の滑りやすさとよく似ています」と内容を説明し、会場の爆笑を誘った。