(FOCUS)小兵が挑む大記録 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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身長165センチ。現役大リーガーで最も背の低い選手が、ア・リーグの首位打者 争いを引っ張っている。アストロズのホセ・アルトゥーベ内野手。打率3割4分4厘と148安打は30球団トップで、42盗塁はリーグ首位だ。身長160センチ台の選手が首位打者 に輝けば、100年を超える大リーグ の歴史で初の快挙になる。(数字は米国時間27日現在)

 かつては身長170センチと公称していたが、今は165センチに修正。しかし、間近で会ってみると、160センチを少し超えたぐらいにしか見えない。大リーガーの平均身長は約185センチ。体のハンディをものともせず、第一線で戦うベネズエラ出身の24歳が打席に立つたびに、本拠ミニッツメイド・パークは歓声に包まれる。

■振りまくる打撃

 意外なことに、小さな選手にありがちな「いぶし銀」のような巧打者ではない。

 バットを振って振って振りまくる打撃スタイル。慎重に四球を選ぶよりも、ヒットを狙いにいくから、出塁率は3割7分8厘(大リーグ 15位)と決して高くない。アルトゥーベは「常に全力で、攻撃的にプレーするのが僕のやり方。グラウンドで100%の力を出し切れば、体の大きな選手に負けるわけがない」。1試合平均1・45本の安打をたたき出し、このままのペースなら年間231本に達する勢いだ。