快眠のコツ(3)体内時計 整える | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 今回は眠りと時間の関係をうまく使い、スッキリ目覚める方法を伝授します。

 出張やレジャーなどを控えた前の晩、早起きしなければと、普段より早めに床に就いたものの、目がさえて眠れない――。こんな経験は、誰でも一度はあるでしょう。理由は体内時計のリズムにあります。

 人間の体内時計は毎朝、太陽の光を浴びるとリセットされます。光の刺激を受けてから15~16時間たつと、睡眠と関係するホルモンのメラトニンが生産され、眠くなります。早く床に就いて眠るには、その15~16時間前に起床するという準備が必要なのです。

 休日に「寝だめ」をする人は要注意。いつもより遅く起きると、眠くなるのも遅くなり、睡眠リズムの乱れにつながるからです。休み明けに気持ちよい朝を迎えるには、休日も普段と同じ時刻に目を覚まし、軽い眠気が訪れる時間帯の午後2~4時の間に、15~20分の軽い昼寝をお勧めします。あまり長い昼寝は夜の睡眠の質を落とすので注意してください。

 睡眠は、脳の活動を低下させて回復させる「ノンレム睡眠」と、体は弛緩(しかん)して脳の一部が活性化する「レム睡眠」の繰り返しが、90~120分周期で4~5回続きます。最も目覚めが良いのは、ちょうどノンレム睡眠に入ったばかりのころ。眠りの周期には個人差があるので、一度自分の睡眠時間を計測してみると、起床のタイミングが分かると思います。(講師は、滋賀医科大特任教授の宮崎総一郎さん)