日本の弁当も人気…空前のファストフードブーム | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 食文化を誇るフランスも、今は空前のファストフードブームだ。手軽で安くておいしいファストフードが人気を博している。

 ファストフードといっても、ハンバーガーとフライドポテトという従来のものだけではなく、スープ専門店だったり、マクロビオティック(雑穀や野菜などを中心にした食事法)だったり、日本のお弁当だったり、かなり選択肢が広い。特に日本のお弁当は、「BENTO」という単語で通じるくらい人気だ。

 アメリカ人が始めた移動ハンバーガー屋は一時期、大ブームとなった。毎日、インターネットで販売場所と時間が告知される。時には映画館の前、どこかの広場、駅前といった場所にワゴン車がやってきて、あっと言う間にハンバーガーショップとなる。長蛇の列に30分並んだという友人もいる。味もまずまずらしい。

 今、子供たちの肥満が問題となっているフランス。このファストフードが諸悪の根源みたいにいわれていたけれど、ここにきて、どうも風向きが変わってきた。子供の肥満はファストフードが第一の原因といわれてきたが、それでは家庭での食事はどうなのだろうか。

 フランスも共働きが多く、栄養を考えての手作りの食事が毎回テーブルにならぶ家庭も、家族がそろって食事ができる家庭も少なくなってきている。手軽で素早く用意ができる冷凍食品が夕食に並ぶことも多い。そういった食事はカロリーは高いが、栄養価が高いわけではない。新聞記事などで「ファストフードがいけない、と言う前に自分の家庭の食事を見直しましょう。両親は子供に食育を」などと書かれるようになった。

 仕事で忙しい両親たちも、食事を見直す必要があるのだろう。自分が口に入れた物が自分の体を作っているのだ。体は文句も言わずに口から入ってきた物を分解して栄養分とし、体を機能させている。足りないものもあるだろうし、多すぎるものもあるだろう。それでも体は動いている。子供の肥満だけでなく、大人の生活習慣病もしかり、やはり家庭での食生活の見直しは重要だと思う。