ヒトの幹細胞から「ミニ脳」作製、病気解明に期待 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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[ロンドン 28日 ロイター] - オーストリアと英国の研究チームが、幹細胞から直径約4ミリの立体的な脳組織を作ることに成功したと、科学誌ネイチャー電子版に発表した。最も複雑な構造とされるヒトの脳組織の作製に成功したのはこれが初めて。脳が出来上がる仕組みや病気の解明に役立つと期待されている。

チームはヒトの幹細胞を神経系への細胞に変化させ培養。さらに別の培養液の入った容器に移してかき混ぜる作業を加えて培養した。2カ月たつと、最大で約4ミリの脳組織に成長した。この脳組織には、大脳皮質のように神経細胞の層や、網膜の組織なども含まれていたという。


研究者らは、脳の発達メカニズムや小頭症などの病気の解明につながるとしている。