http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130616-OYT1T00631.htm?from=main5
ワラで編んだ大蛇を水の中で暴れさせる雨乞い神事が16日、島根県吉賀町田野原の水源公園「大蛇ヶ池」で行われた。男衆12人が長さ10メートルの大蛇を担いで池に入り、水しぶきを上げた。
大蛇ヶ池は、県西部を流れる日本一の清流・高津川の水源とされ、環境省の「平成の名水百選」の一つ。池畔にそびえる樹齢1000年以上の一本杉(高さ20メートル、根回り5メートル)には龍神が眠ると伝えられ、ワラの大蛇が暴れると龍が昇天して雨を降らせるという。
神事では、地元住民でつくる神事保存会の男衆が池に飛び込み、大蛇を上下に激しく揺さぶった。ひとしきり暴れ回った後、一本杉の枝に大蛇をかけて雨乞いすると、本当に空からポツポツと雨が降り始め、見守った人たちは目を丸くしていた。
(2013年6月17日07時52分 読売新聞)