日米でこんなに違う!ダイエットの考え方 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 健康のため、美容のため。ダイエットというのは、多くの女性にとって気になる話題。テレビや雑誌でも、次々と新たな情報が報じられ、毎年、様々なダイエット方法が注目を集めている。記憶に新しいところで言えば、昨年、2012年に話題を集めた「ロングブレスダイエット」といったところだろうか。では、今年、2013年は、どのようなダイエット方法が人気を集めるのか? トレンド総研は2013年のダイエットに関するトレンド予測を発表した。

 今回、ダイエットに関するトレンドを予測するに当たって、トレンド総研が注目したのはダイエット先進国であり、フィットネス先進国であるアメリカ。これまでも、アメリカで注目を集めたダイエット方法が、日本でブームになるということは少なくなかった。そこで気になるのが日本とアメリカでのダイエットに対する意識の違いだ。調査ではダイエットに対する意識・実態に見られる日本人とアメリカ人の共通点と相違点が明らかになった。

◆日米ともに女性の7~8割がダイエット経験者

 調査では、より多くの人にダイエットについて聞くために、事前調査を行い、ダイエット経験がある人のみを調査対象として抽出した。この事前調査において、「今までにダイエットをしたことがありますか?」という質問に対して「ある」と答えた人は、日本人では77%で、アメリカ人で75%。両者の間に大きな違いはなかった。日米問わず、7割~8割という女性の大半が、ダイエット経験者であることが分かった。

◆体型の差が生むダイエットの理由の違い「美容のため」の日本と「健康のため」のアメリカ

 はじめに、回答者に身長と体重を聞いた結果、日本人回答者の平均身長は「159.3cm」で、平均体重は「53.4kg」。一方、アメリカ人回答者の平均身長は「163.6cm」であったのに対して、平均体重は「74.4kg」となった。ただし、この質問については、「答えたくない」とした日本人26名とアメリカ人5名を除いた上で、平均値を算出したもの。なお、アメリカ人については、身長はフィート、インチ単位で、体重はポンド単位で回答してもらった上で、センチ、キログラムに換算している。

 これらの結果を日米で比較すると、アメリカ人の方が、身長で4.3cm、体重では21.0kgも上回り、非常に大きな違いが見られたと言える。身長、体重とも、アメリカ人が大きく上回ったというだけではありません。両者の平均身長、平均体重から、肥満度を測定する1つの指標であるBMI指数を算出すると、日本人は「21.0」であったのに対して、アメリカ人は「27.8」。BMI指数では、25を超える値は「肥満」と定義される。日本人に比べ、アメリカ人はかなり太り気味な傾向にあると言えそうだ。

 ちなみに、これらの結果は、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」やアメリカ疾病予防管理センターの「Anthropometric Reference Data for Children and Adults」の、日本人およびアメリカ人の平均身長、平均体重の数値と近い値になった。日本人女性とアメリカ人女性の実態を反映した結果と言えそうだ。

 また、こうした体型の違いは、ダイエットに対する意識の違いにも現れている。「ダイエットを始めた時の理由」を複数選択で聞くと、日本人女性に多かった理由の上位3項目は「太ってしまったから」(64%)、「美容のため」(54%)、「健康のため」(48%)であったのに対して、アメリカ人女性では「健康のため」(77%)、「太ってしまったから」(59%)、「美容のため」(58%)。「美容」を重要視する人が多い日本人女性に対して、アメリカ人女性にとっては、ダイエットの第一義は「健康のため」というのが実情のようだ。

◆ 日本人女性の「細いふくらはぎ」への憧れは、アメリカ人の2倍以上

 次に、「特に痩せたい(引き締めたい)体の部位がありますか?」と質問。これに対して、「ある」と答えた人は、日本人で92%、アメリカ人で93%とほぼ同じ割合に。また、その具体的な部位についても聞くと、上位3項目は「お腹」(日本人:82%・アメリカ人:91%)、「太もも」(日本人:74%・アメリカ人:72%)、「ウエスト(腰)」(日本人:68%・アメリカ人:61%)と、日本人女性とアメリカ人女性の間に、大きな違いは見られなかった。

 しかし、ただ1ヶ所、「ふくらはぎ」についてのみ、両者の意識は大きく異なった。「特に『ふくらはぎ』が痩せたい、引き締めたい」という日本人女性はおよそ2人に1人で、46%であったのに対し、アメリカ人女性では、その半分にも満たない20%。

 アメリカ人に比べ、日本人は細いふくらはぎに憧れるようだ。こうした違いは、日本人女性が、ダイエットの理由を「美容のため」とする人が多く、シェイプアップしたいという人が多いからと言えるかもしれない。

◆ダイエット大国・アメリカ、ダイエットに使うお金は「日本の1.7倍以上」

 それでは、こうした日本人とアメリカ人のダイエットに対する意識の違いは、ダイエットへの取り組み方など、その実態にはどのような影響を与えているのか。はじめに、「現在、ダイエット中である」という人がどの程度いるのか調べた。その結果、日本人で58%、アメリカ人で49%と、日本人の方がわずかに上回ったものの、日米ともにおおよそ半数の女性が、現在もダイエット中であることが分かった。

 次に、現在ダイエット中の人に、ダイエットのために使っているお金の金額を聞くと、日本人は平均で1ヶ月当たりに「4,312円」であったのに対し、アメリカ人の平均は1ヶ月当たりに「80ドル67セント」。仮に、「1ドル=90円」で換算してみると、アメリカ人は日本人の1.7倍以上ものお金をダイエットのために使っていることになる。

 保険制度の違いなどによる影響もあるだろうが、肥満気味の体型の人が多いアメリカでは、ダイエットの持つ重要性は日本以上。お金をかけてでも痩せなければならない。こうしたダイエットへの取り組み方が、アメリカをして、ダイエット大国、フィットネス大国たらしめているのかもしれない。

◆アメリカでの認知率は約80%、人気集める「サーキットトレーニング」の日米で注目度を比較

 では、「ダイエット大国」アメリカでは、現在どのようなダイエット方法が注目されているのか。トレンド総研では、インターネット上での検索件数や掲載記事数などから、「サーキットトレーニング」というエクササイズに注目した。「サーキットトレーニング」とは、数種類の運動とインターバルを組み合わせて1サイクルとし、この1サイクルを繰り返していくエクササイズ。その運動の組み合わせにより、リハビリ用からアスリート用まで、様々なプログラムが紹介されている。

 もちろん、ダイエットのためのプログラムも開発されていて、心拍数を保つことで効率的に脂肪を燃焼させられるのが特徴。1回あたり30分程度で効果的な運動を行うことができるということで、ハリウッドスターやセレブたちの間で話題を集めたが、某ハリウッドスターが役作りのために行ったことが取り上げられて以来、その認知を急速に広めたようだ。

 実際に、今回の調査において、「サーキットトレーニング」のアメリカでの認知率を調べると実に79%。また、「サーキットトレーニング」がどういったものか理解しているという理解率も70%にのぼる。一方で、日本における認知率は42%とアメリカのおよそ半分。理解率にいたっては、24%にとどまっている。

 一方、「サーキットトレーニング」がどういったものか理解しているというアメリカ人にさらに詳しく聞くと、その63%はすでに「サーキットトレーニングを試したことがある」と回答。また、試したことがない人でも、73%は「今後試してみたい」と答えていて、知名度のみではなく、その支持率の高さがうかがえる。ちなみに「サーキットトレーニング」とは、数種類の筋肉を大きく使う運動とインターバルに行なう全身運動を交互に繰り返すエクササイズ。一定の時間、休憩せずに続けることで、短時間でも効果的な運動成果をあげることができるだろう。


◆「サーキットトレーニング」は、どういった人にオススメか?

 サーキットトレーニングは、短時間でも効果的に運動することができるので、なかなか運動する時間を作れない人に、特にオススメなのは、仕事のお昼休みに運動をするOLの方や、小学生のお子様を送り出した後、お子様が帰ってくるまでの間に利用されるママさんなど、隙間時間を上手く活用されている方が多いこと。また、サーキットトレーニングは、そのプログラムの構成次第で、様々な目的に合わせることができます。「Bodies」のサーキットトレーニングのプログラムは、女性に特化した内容です。運動をしばらくしていなかった方でも無理なく行えます。また、音楽に合わせて楽しく行えるので、運動はしたいけど、何をすれば良いか分からないといった方にも、オススメです。

■調査概要
調査名:「ダイエットに関する意識・実態調査」
調査対象:20代~40代 女性 500名
※日本人(日本在住)、アメリカ人(アメリカ在住)ともに、250名ずつ
※日本人、アメリカ人ともに、それぞれ年代別に均等割り付け
(いずれも、20代83名、30代84名、40代83名で、計250名)
※事前調査において、「今までにダイエットを行ったことがある」と回答した人
調査期間:
日本人 2013年2月8日(金)~2013年2月12日(火)
アメリカ人 2013年2月8日(金)~2013年2月14日(木)
調査方法:インターネット調査 調査委託機関:楽天リサーチ株式会社