「まるで夢のよう」 米高額宝くじ当選者の1人が家族で会見 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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(CNN) 1等賞金が史上最高額に達して注目を集めた米宝くじ「パワーボール」で当選した2本のくじのうち、ミズーリ州で販売された1本の持ち主が名乗り出て、家族とともに記者会見した。一家は「まるで夢のよう」と喜びを語った。一方、アリゾナ州で販売されたあたりくじの購入者はまだ名乗り出ていない。

当選の会見が開かれたのは、一家が住む同州ディアボーン市内の高校。当選者のシンディ・ヒルさんと夫のマークさん、成人した3人の息子と6歳の養女が顔をそろえた。シンディさんらは、5億8750万ドル(約484億円)に達した賞金の半額を獲得した。

「まだ驚きが収まらない。互いに顔を見合わせて『本当に当たったの?』と確かめ合っている」と話すシンディさん。コンビニエンスストアでくじを買ったのは11月28日の夕方だった。車の中にひと晩放置し、翌朝娘を学校へ送った後で当選番号をチェックしに行った。「眼鏡を持っていなかったから、合っているのかどうか何度も確かめた。震えながら夫に電話して、心臓が止まりそうだと伝えた」と振り返る。

息子のジャロッドさん(31)は、「母から至急電話してくれというメールが来たけれど、『オオカミ少年』の前歴がある人なのでまたかと思った。宝くじが当たったと聞かされても、最初は行き過ぎたいたずらだろうと相手にしなかった」と話した。

シンディさんによれば、一家にとっては宝くじが当たる前から「恵まれた」年だったという。失業中だった修理工のマークさんは今年2月、新たな職に就くことができた。もう1人の息子、ジェイソンさん(28)は「浮き足立つことなく、昨日までと同じ家族でありたい」とコメント。シンディさんは「娘にもここで育ってほしい。この土地で暮らし続けます」と述べた。

一家は賞金の使い道として、奨学金の設立や養子制度支援運動への寄付を考えているという。

一方、アリゾナ州ファウンテンヒルズのコンビニで販売されたもう1本の当たりくじは、まだ持ち主が名乗り出ていない。

ただ、29日にメリーランド州アッパーマールボロのガソリンスタンドに現れた男性が当選番号を調べ、「当たった」と叫んでいたという。その場にいた店長代理はCNNに「男性が見せてくれた番号は確かに合っていた」と話している。