公衆トイレ内のハエは「2匹」まで、北京が新たな衛生基準 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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香港(CNN) 北京市当局は27日までに、市内の公衆トイレ内に飛び交うハエは「2匹」までなどとする新たな衛生管理基準を設けた。地元紙チャイナ・デーリーが伝えた。
また、職員が30分ごとにトイレ内のゴミ収集に当たり、注意事項なども英語、中国語で記すことになった。これらの新基準は北京市の環境保護当局が作成したもので、公園、観光地区、ホテル、バス停留所、鉄道駅、空港、病院、ショッピングセンターにスーパーマーケットのトイレが対象。
これに対しシンガポールに本部がある「世界トイレ機関」(WTO)の創設者であるジャック・シム氏は「ハエを1匹たりとも許さないのが良策」と強調。ハエの繁殖は速く、「1匹いれば、他のハエもいることを意味する」と指摘している。
シム氏は、強烈な悪臭が立ちこめるなどして評判が悪い中国の公衆トイレは観光業の成長を阻害しているとも指摘。中国には希少で美観を誇る場所が多くあるが、適切なトイレ設備がないため観光業者は客を誘致出来ないでいるとし、トイレ内の悪臭を避けるため中でたばこを吸っていた人も見かけたことがあると話している。
チャイナ・デーリーによると、中国は2008年の北京五輪対策で4年間で4億人民元(現在のレートで約50億円)を投じて公衆トイレを改善させた。世界トイレ機関は五輪に備え北京市当局と協力してトイレの環境基準の設定などに当たった。
WTOは世界中のトイレ改善や衛生向上を目指す運動を続け、昨年11月には中国南部の海南省で年次のサミット会議を開いた。シム氏によると、中国の国家観光局は専門的なトイレ清掃人を育成するため同機関の世界トイレ大学に協力を求めているという。