http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_soc&k=20111203028009a
【マプト２日ＡＦＰ＝時事】アフリカのモザンビークで、バナナを食べると「人食いバクテリア」に感染するとのデマが広まり、バナナの売れ行きが急減し、政府が安全性を訴える騒ぎとなった。
発端はメールなどによる流言。バナナを食べると壊死性筋膜炎、通称人食いバクテリアに感染して皮膚や筋肉組織が破壊されるので、向こう３週間はバナナを食べるな、食べてしまって発熱したら医者に行くようになどと警告している。また、隣国の南アフリカから輸入されたバナナが特に危険だとも述べている。
これを受けて、首都マプトなどでバナナの売れ行きが激減し、政府は農業、厚生、貿易産業省が共同で実施した調査の結果、汚染されたバナナが輸入された記録はなく、バナナの安全は保証するとの声明を発表した。モザンビークは南アフリカからバナナを輸入していないという。
また、南アフリカの農業省も声明を出して悪質なデマを非難するとともに、デマは感染した皮膚は焼くように勧めているが、それは決してやってはならないと忠告している。 〔ＡＦＰ＝時事〕（2011/12/03-14:01）