http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-23583620111012
[ケープカナベラル(米フロリダ州) 11日 ロイター] 米航空宇宙局(NASA)は11日、シエラ・ネバダ・コーポレーションが開発した「宇宙タクシー」のテスト飛行を来夏に行うと発表した。
「ドリーム・チェイサー」と名付けられた宇宙タクシーは7人乗りで、形は小型のスペースシャトルに似ている。
NASAによると、テスト飛行はカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地か、ニューメキシコ州のホワイトサンズ・ミサイル実験場で行われる予定。2016年末までには宇宙飛行士の輸送業務を民間企業に委託したい考えだ。
米国では、今年スペースシャトルが引退しており、宇宙飛行士の輸送をロシアに頼らざるを得ないのが現状。そのコストも1人当たり5000万ドル(約38億3000万円)にのぼる。
国際宇宙ステーション(ISS)に現在滞在中のマイク・フォッサム飛行士も、「宇宙に行く手段が1つだけでは制限がある」と述べている。
NASAは今年4月、宇宙飛行士輸送の代替手段を開発するため、複数の民間企業に対し資金援助を行うプログラムをスタートさせている。開発資金の援助額は計2億6900万ドル(約206億3000万円)。