http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20111008027716a
【ビリニュス７日ＡＦＰ＝時事】リトアニアの首都ビリニュスのアルテュラス・ズオカス市長（４３）は７日、債務危機に陥っているギリシャから地中海の島を購入し、リトアニア人旅行者のための保養地にするよう提唱した。（写真はギリシャのビーチ。昨年撮影）
市長は声明で、島の権利を得るには７００万ユーロ（約７億２０００万円）もあれば十分だとして、リトアニアのビジネス界に対し資金調達を呼び掛けるとともに、「島は地中海におけるリトアニア国民の独占的保養地になるだけでなく、リトアニアを世界に宣伝する存在にもなる」と主張。島には観光案内所、スパ、美術館・博物館、劇場や、リトアニアの駐ギリシャ大使の住まいを設けることも可能だと指摘した。
ズオカス氏は、ビリニュスの駐車違反車を装甲車で押しつぶしたパフォーマンスにより、９月末にノーベル賞のパロディー版「イグ・ノーベル賞」を受賞するなど、物議を醸す言動で知られる。今回の提案に反市長派は冷ややかで、ある保守派議員は「ズオカスはビリニュス住民の面倒を見るのではなく、安っぽい注目を集めようとしている」と批判している。 〔ＡＦＰ＝時事〕（2011/10/08-20:40）