http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_soc&k=20110625027213a
【台北AFP=時事】台湾の高等裁判所はこのほど、ある麺料理店について「店は汚く、料理は本当にまずい」などとブログでコメントした女に対し、名誉棄損の賠償金として店側に20万台湾ドル(約55万円)を支払うよう命じた。
判決によると、女は2009年に自らのブログで麺料理店について「料理は塩辛過ぎて本当にまずい。店主はごろつきで、店はゴキブリがいて汚い」と酷評した。
一審の地方裁判所は今年2月、女が自らの主張を証明できなかったことを踏まえ、コメントは「妥当な評価という範囲から逸脱している」と断じ、禁錮30日の実刑判決を言い渡していた。高裁は、女が賠償金の支払いに同意したため、2年間の執行猶予付き判決とした。
台湾ではインターネット上のコメントをめぐる裁判が相次いでおり、地元メディアによると、3月には教師が歯科医を「ネズミのふん」呼ばわりしたとして、150万台湾ドル(約420万円)の賠償を命じられている。 〔AFP=時事〕(2011/06/25-20:02)