http://www.cnn.co.jp/fringe/30003039.html
(CNN) 戦いの真っ最中に死んだとも思われる恐竜2頭の化石が280万ドル(約2億2500万円)から――。自然史研究の貴重な資料を集めた競売が12日、米テキサス州ダラスで開かれる。
主催のヘリテージ・オークションによると、2頭1組の化石は2007年に米ワイオミング州で出土したアロサウルスとステゴサウルス。ステゴサウルスの脚がアロサウルスの口の中にある状態で発見された。約1億5500年前のものとみられるが、正式な研究はまだ行われていない。
競売には、1969年にオーストラリアに落下した「マーチソン隕石」のかけら2片も登場する。この隕石からはアミノ酸などが検出され、地球上の生命の起源が宇宙にあるという説の裏付けになるとして話題を呼んだ。
また、発見時に失われていることの多い歯がほぼ完全にそろったトリケラトプスの頭がい骨や、高さ2.7メートルもあるサメのあごの化石も出品される。これらは現在、ダラス自然科学博物館に展示されている。
化石などの競売では個人の収集家が落札し、自宅などに飾るケースも多いが、主催者側は、企業が買い取って公立の博物館などに寄付する形が望ましいとしている。