一病息災 うつ(3)夫や仲間に告白、快方へ | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 うつ病と摂食障害と診断され、抗うつ薬の服用など、本格的な治療が始まった。

 食生活はすぐには元に戻せなかった。「食べてもまた吐いてしまうのではないか」という恐怖感があったからだ。主治医には「吐いてもいい。病気は治る」と励まされた。夫(44)も「僕が作れば吐かなくなるのでは」と食事を作ってくれた。

 職場に復帰したのは産後6か月のことだ。仲間には自分の病気のことを話し、仕事の量などを調整してもらった。

 治療を始めて1年半ほどたつと、薬の量を減らすことができた。食べることへの恐怖心も消えていった。

 「夫や職場の仲間に病気を打ち明けたことが治るきっかけだったと思います」

 ヨガは、妊娠して増えた体重を戻すために始めたが、徐々にその魅力にとりつかれた。「内面を見つめることができ、精神的に落ち着くことができるんです」

 インド哲学なども学び、インストラクターの資格を取得。ヨガ教室も始めた。

 2006年、ヨガ教室とIT関連会社の運営で多忙を極め、うつ病を再発した。だが、すぐに気づいて心療内科に駆け込んだ。

 「うつ病は、持病だと思えば気が楽になる。ヨガ教室などの場で自分の体験を話すことで、同じ病気に苦しむ人がいなくなればいいと思っています」(文・利根川昌紀、写真・米山要)