名画「モナリザ」のモデル特定調査始まる、遺骨発掘へ | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 [フィレンツェ(イタリア) 28日 ロイター] レオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」のモデルを特定するための調査がイタリアのフィレンツェで始まり、モデルとされるリザ・ゲラルディーニさんの遺骨発掘に向けた作業が開始された。

 美術史家によると、リザさんはフィレンチェの裕福な絹商人フランチェスコ・デル・ジョコンドさんの妻。デル・ジョコンドさんがリザさんの肖像画をダビンチに発注したとされているが、これまでに確かな証拠は見つかっていない。

 調査チームは、レーダー機器を用いて遺骨が眠っているとされる修道院跡を調査。チームによると、リザさんは修道女となった娘2人と晩年をこの修道院で過ごし、遺体は1542年に同院に埋葬された。頭蓋骨を発見できた場合、復顔作業を行い顔と絵を比べることができるという。

 また、古人類学者のフランチェスコ・マッレーニ博士は、万全を期すためとしてリザさんの遺骨からDNAを採取し、別の場所に埋葬されているリザさんの子どもの骨と照合を行う必要があると述べた。

 遺骨の調査に必要な期間ははっきりしないが、リザさんの子孫からは調査の意義に対して一部懐疑的な声も聞かれている。

 リザさんの子孫で女優兼作家のナタリア・ストロッツィさんは、「(リザさんを)安らかに眠らせてほしい。調査でどんな発見があろうと、名画の魅力に変わりはない」とし、遺骨の発掘調査は冒とくだと批判した。