【こぼれ話】キリストの水上歩行解明で頭鍛えた=ロシア天才数学者 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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【モスクワ28日AFP=時事】数学界最大の難問の一つ「ポアンカレ予想」を証明したことで知られるロシアの数学者グリゴリー・ペレリマン氏(44)は28日付のコムソモリスカヤ・プラウダ紙が掲載したインタビューで、キリストが水上を歩いたという聖書のエピソードを解明することから自らの頭脳を鍛え始めたと述べた。
 ペレリマン氏は2002、03年にポアンカレ予想を証明する論文をインターネット上で公表。06年に「数学界のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞受賞が決まったが、「数学界のためのお飾りになりたくない」と辞退した。サンクトペテルブルクで母親と暮らし、メディアを避けている同氏がインタビューに応じるのは珍しい。
 同氏はインタビューで、自分を含めソ連時代の学生は若いときから抽象思考を学んで能力を鍛えたと述べ、「赤ん坊は生まれたときから経験を積み始める。手足を鍛えられるなら、なぜ頭脳も鍛えないのだ?」と語った。
 学校時代には解けない問題に出会わなかったが、キリストはどうやって水上を歩くことができたかを問われ、「沈まないようにするにはどれだけ速く歩く必要があったかを解かねばならなくなった」という。問題は解けたかとの同紙の質問には「この言い伝えが今日も存在しているなら、私は間違っていなかったということになる」と述べた。 〔AFP=時事〕