コーヒーはいかが?(1)飲んで運動 脂肪燃やす | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 寒くなってくると、あったかいコーヒーが恋しくなる。「体に良くないのでは」と思っている人もなかにはいるかもしれないが、最近、コーヒーにはさまざまな健康効果があることが知られるようになってきた。

 特に注目されているのが、肥満予防効果。京都大の森谷敏夫教授(応用生理学)は、コーヒーを飲むと自律神経が活性化され、脂肪燃焼が高まることを明らかにした。カフェイン入りとカフェインなしのコーヒーを比べると、カフェイン入りの方が自律神経を活性化する効果が高かった。

 自律神経は満腹感と空腹感のバランスをとり、体重を一定に保つ働きがあるが、加齢や偏った食事、運動不足で、その働きは低下。その結果、肥満につながると考えられている。

 森谷教授が勧めるのは、運動30分前のコーヒー。ウオーキングや自転車など軽い運動の前にコーヒーを飲めば、脂肪燃焼が促進される。「この場合、ブラックで飲むことが大事」と森谷教授。砂糖を入れると、脂肪が使われる割合が低くなってしまう。

 国内外の研究でコーヒーを飲む習慣のある人は肥満や糖尿病、脂肪肝の発生が抑えられるとのデータもある。コーヒーの効能に詳しい神奈川工科大の石川俊次教授(臨床栄養学)は「飲み過ぎはよくないが、楽しみつつ自分に合う量を飲むといい」と話す。あなたもコーヒーはいかが?

(2010年11月4日 読売新聞)