http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_cul&k=20100825025559a
【シドニー25日AFP=時事】オーストラリアのブリスベーンで、護送されていた男が警察官をまいて逃走したが、6時間後、酒場でビールを飲もうとしているところを捕まった。男は母親に会いたかっただけだと言い訳したという。
捕まったのはカイド・ソープ容疑者(24)。同容疑者は2月に男性を殴り殺した容疑でビクトリア州で訴追される予定だったが、護送中の24日、空港で警察官らがかばんの荷物を点検してる間に逃走。茂みに隠れたり、ブリスベーン市内の川を渡ったりして追跡をかわしたものの、6時間後、酒場で発見された。逃げたとき、同容疑者は手錠を掛けられていなかった。
発見時の状況について警察官の1人は地元紙に「酒場を急襲したとき、まだビールは注がれているところだったと思う。奴はビールの泡を吹いて飛ばすことさえできなかった」と述べた。捕まったとき、ソープ容疑者はビクトリア州に移送される前に母親にひと目会っておきたかったと語ったという。ただ逃走中、実際に母親宅を訪れたかどうかは分かっていない。
同容疑者は25日、逃走した罪で禁固6月の有罪判決を言い渡された。 〔AFP=時事〕