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より
月経中やその前後に、腹痛や頭痛、腰痛、イライラ、落ち込みといった症状を感じる女性は少なくない。重いと、生活に支障が出ることもある。
中学生のころから月経痛があった東京都内のA子さん(35)は、数年前から症状が悪化。月経前の頭痛にも悩まされ、鎮痛剤を飲んでいたが、激しい頭痛で吐くこともあった。冷え症もひどく、夏でも靴下をはいて寝ていたという。
漢方治療を行う表参道福澤クリニック(東京都港区)で、
同クリニック副院長で、慶応大病院非常勤講師も務める福澤素子さんは「月経痛の一番の原因は、漢方でいう『
月経痛や月経異常は、遺伝的な要素もあるが、生活も大きく関係する。ストレスや冷え、寝不足などは、悪化の要因となるという。
福澤さんは「薄い腹巻きを1枚巻いただけで、痛みが軽くなる人もいます。薬を飲むだけでなく、生活も見直してみてほしい」と話している。
(2010年5月21日 読売新聞)