http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_soc&k=20100118024350a
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【ソウル１８日ＡＦＰ＝時事】韓国警察は１８日、米国で大学進学適正試験を受験した韓国人生徒２人の不正行為に手を貸した予備校講師の男（３７）を逮捕したことを明らかにした。男はタイと米国の時差を利用して問題を事前入手し、２人にカンニングをさせていたという。
警察によると、男は昨年１月、バンコクで同試験を受験したタイ人から問題用紙のコピーを入手。１２時間後に米コネティカット州で同試験を受験した韓国人生徒２人に、事前にメールで問題と解答を送っていた。
聯合ニュースによれば、男は米国の大学を卒業後、ソウルの予備校で大学受験コースの講師を務めていた。また生徒２人は米国の高校に在学中だが、休暇でソウルに戻った時は男のクラスに出席していた。男は、高額の授業料を払っている生徒に試験で高得点を取らせることにプレッシャーを感じていたと供述している。
警察によると、男は米大学への受験生を対象にした試験の実施機関「教育テストサービス」の業務を妨害した罪で訴追される予定。警察は生徒２人に出頭を命じたほか、他の予備校でも不正が行われなかったか捜査するとしている。 〔ＡＦＰ＝時事〕