iPS細胞、誕生の瞬間を撮影…放医研が世界初 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 マウスの皮膚細胞がiPS細胞(新型万能細胞)に変わっていく様子を撮影することに、放射線医学総合研究所(千葉市)が世界で初めて成功した。
 安全で効率的なiPS細胞の作製につながる成果で、科学誌「ステムセルズ」電子版に発表した。
 様々な組織に変化できるiPS細胞は、皮膚などの細胞に3~4種類の遺伝子を入れた後、約2週間経過しないと、できたかどうかの確認ができなかった。細胞の塊ができていても不良品が少なくなかった。
 放医研の安倍真澄グループリーダーらは、完全なiPS細胞ができるまでの様子を遺伝子を入れてから7~10分ごとに連続撮影し、画像を解析、完全なiPS細胞の元になる「赤ちゃん細胞」をとらえることに成功した。
 平らな形をした皮膚細胞は、早いもので2時間後に、iPS細胞になる兆しが見え、分裂を繰り返しながら徐々に丸くなり、やがてiPS細胞の塊を形成した。不良品との違いを比較することで、iPS細胞を効率よく作製することにつながるという。