和食のススメ(1)ご飯中心で食生活改善 | 勇者親分(負けず嫌いの欲しがり屋)

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 忙しい毎日で、バランスの良い食生活を実践するのはなかなか難しい。管理栄養士の幕内秀夫さんは、「まずはご飯中心の食事にすること」とアドバイスする。

 たとえば朝食なら、主食を米飯にすると、みそ汁や納豆、アジの干物、小松菜のおひたしなどを取り合わせるようになる。大豆からはマグネシウムやビタミンB1、アジからはビタミンDやカリウム、小松菜からは鉄分やカルシウムなど、現代の食生活で不足しがちなビタミン、ミネラルが摂取できる。食物繊維も豊富。バターを塗ったトーストとハムエッグ、ドレッシングをかけたサラダという献立に比べれば、脂質が抑えられていることがよく分かる。

 米飯中心の献立にすると、自然と旬の魚介や野菜などが食卓に上るようになる。面倒な栄養素の計算などしなくても済むからありがたい。

 ご飯自体の長所も見過ごせない。炭水化物のほか、たんぱく質や亜鉛、マグネシウムも含まれる。玄米や分づき米、胚芽(はいが)米にすれば、ビタミンE・B群や食物繊維がさらに増える。また、ご飯は製粉せずに粒のまま口にするため、よくかむ必要があり、脳の血流アップなどの効果が期待できる。ゆっくり消化されるので、血糖値の上昇も緩やかだ。

 仕事が忙しい時などは、おにぎりがおすすめ。最近では玄米や、カルシウム、鉄分が豊富な雑穀を混ぜたものも手軽に買えるようになってきた。

 自宅でご飯をおいしく食べるには、どんな点に気をつければよいのか。米穀店の団体が認定する「五ツ星お米マイスター」の市野沢利明さんによれば、米を洗う際は、あまりごしごしこすったり、水が澄むまですすいだりするのは禁物。「米粒の表面に集まったうまみが流れてしまう」ためだ。優しく洗って3回ほど水を換えれば十分だという。

 精米後、半月以内に食べきるのが理想。長期間保存する場合は酸化を防ぐため、洗って乾かしたペットボトルに詰めて冷蔵庫で保存するとよい。