すべては、さよならで出来ていた。
その眼差しも、大人びた雰囲気さえも。
言葉を持たないで永遠は進むよ。
あなたを表すのに言葉は不要で、何も壊す必要がない。
時間という狭い枠にだけ、当てはまる姿。
これら皆、凍結したい願望のものたち…
けれど不可能なものたち、溶けだすよ。
軽やかな夢のなかへ月光が導いたのに、あなたを見失う。
私の気持ちを知っていて見えなくする、きらめきの海。
鮮明な記憶さえも避けて、時空は突如消える。
滲むふとした涙から、虹。
「なぜ、さよならで出来ているの?」と、問いかける。
「それはどうでもいいことだ」と、あなたは答える。
出逢ったこと自体が、神秘だよ。
それでも、さよならが神秘でないと知っていたね。
あなたが、学問から弾きだした結論。
ここは何もない美しい場所。
あなたさえいない、けれど整っている。
私たちの個性はそのままに。
依然として私の面影は、あなたのなかにあるだろうか…
