帰ると 駐車場の隅にポツンと猫がいる


誰かと思えば スケキヨ君


私は嬉しくなって 手を広げて名前を呼んだ


彼の方も気付いたらしい


「ホゥ!」と ほぼ全力で駆けつけてくれた



30メートルの距離を 両者はハグすべく走った


感動の瞬間


しかし彼は寸前でストップし 左折


何ということだろう!?


そして車の隙間を抜けて うやむやになった



直前で 照れが発生したらしい彼


デリケートな展開に ついていけない


間近で見た彼は 焦げ茶のはちわれ猫


風に毛がなびいて どこか人間めいている


聡明すぎて 猫と人間の壁が見えたのかも