毒親からの毒を抜く作業 | 難儀な人々

難儀な人々

発達障害・精神障害を持つ方々の支援員やらせてもらってます。
このブログは難儀な人を見極め、どうやったらトラブルを最小限に抑えられるか?
「難儀な人」っぽく生まれてしまったら、どうすれば平穏に生きられるか?を模索しています。

父が子供だけでなく、周りを鬱にさせるような人だと以前書きましたが、、、

ただ、ウチの場合事情が違ってて、父が日本にいなかったことが多かったんですね。海外勤務で家にいなかった。

(一度帰ってくると半年ぐらい自宅にいたけど。。。)

 

なので、毒親育ちだとカミングアウトされてる方々が持つ後遺症みたいなのは軽かったような気がします。

 

同居していた母方の祖父は穏やかな人、母も叔母も愛情を注いでくれたので、世間で苦しんでいる人ほどの被害はなかった・・・ハズ。影響はかなりあったかもだけど。

 

何よりも、叔母が「あなたのお父さんは変わってる、オカシイ」とハッキリ言ってくれたので、何か言われても自分を全否定することが無かったのが救いです。

 

10代半ばに自閉症施設に入院していたんだけど、本来は父親の方も治療しなければならないが、父に病識がなく治療が無理ということで私の方の治療だけされました。

 

父は経済的な責任は果たしてくれましたが、情緒関係、父子の愛着みたいなのは全く育ってない。

父の代わりを勤めてくれたのが夫のようなのです。

 

夫は祖父に似ています。

樹木を愛し、寡黙で穏やか。

多分、祖父が安全な性格モデルを示してくれたのだと今なら思う。

 

自分自身の育て直しの経過は、山岸凉子さんの「ブルー・ロージス」という漫画そのもの。

私に自信を与えてくれたのが夫で、20代の中盤からは、毒親からの毒を抜くような生活+発達障害気味の性格を矯正するような生活でした。↓「ブルーロージス」より引用

 

TwitterにはSpaceという機能があり、複数人と音声会話している娘。彼氏への愚痴が聞こえてきます。

あれほど、彼氏をいい大学とかの条件で選ぶなときつく言ってあるのに、彼氏選びに失敗してる・・・

 

娘は、自分の父(夫)みたいな人を選べばいいなと願わずにいられません。そもそも父親が優しかった分、どういう人が良くないかがわからなかったのだと思います。

 

夫に関しては感謝しかありませんが、もうちょっと掃除やら片づけをちゃんとしてくれれば、本当に嬉しいんだけど、これは贅沢な悩みですね。