①アオウミウシ Hypselodoris festiva(A.Adams,1861)

 

■採取場所:神奈川県内の海岸

■採取方法:素手

■採取時期:5月大量発見、6月大量発見、10月数匹のみ発見

■飼育下でのエサ:不明

■飼育下での適温:不明、私は23℃の時が一番状態が良かった。

 

※ここに記載する内容は、あくまでも「私が飼育したときの状況等」です。

専門家ではありませんので、ご了承ください。

 

『ウミウシ』と言えばこの子、というほど有名なアオウミウシ。

 磯にもよく居て、色合いも美しく、簡単に発見できるため、「持ち帰って飼育したい!」と思われた方も多いのではないでしょうか✨

 私もその一人です。

 といっても、アオウミウシがいる海岸を探すのに半年かかり、飼育に挑戦するも何度も失敗しています。

 

🌟アオウミウシ発見のポイント🌟

  • アオウミウシはどこの海岸にでもいるわけではない!
  • 時期がある! 何月が多いの?時間帯は?
  • 見つける際のポイント!

 

アオウミウシはどこの海岸にでもいるわけではない!

 私は主に、東京・神奈川県内の海に探しに行きますが、ウミウシの種類によってどこの海にもいる子と、〝この海岸でしか見つけられない〝という子がいます。

 特にアオウミウシは、固定の海岸でしか見つけたことがありません。

ですので、どうしてもアオウミウシに会いたいんだ!という方は、目撃情報の多い海岸に赴くことをお勧めします。

※ウミウシの乱獲を防ぐため、私は海岸名を出していません。

 どうしても知りたい方は、InstagramのDMでお声がけください。

 🔍Instagram:yusura0846

 
時期がある! 何月が多いの?時間帯は?

 基本的には、『本州においては季節を問わず、浅所で普通に見られる。沖縄からの報告がなく、不思議な分布域を示す』(引用:ネイチャーガイド日本のウミウシ第二版)とのことですが、私の体感としては、アオウミウシを磯で見つけるには時期があると思っています。

■時期

 5月、6月は2時間ほどの探索で20匹近く発見しましたが、8月以降は同じ場所で探してもほとんど見つけられず。

 冬季はほとんど姿を見ませんでした。

 これはおそらく、産卵のために初夏に磯に集まり、その後死滅、そして新しい命は小さすぎて発見できなかったor磯より深場の海に居る、のどちらかかと思っています。※私見です。

■時間帯

 磯でのウミウシ探しの基本は、干潮を狙う!

 月によって干潮時間は違っていますので、あらかじめ調べてから行くことを勧めています。

 私が大量のアオウミウシを発見した5月、6月の干潮は昼の9時~12時ころが多いです。

 逆に冬季の夜間採取では、アオウミウシ以外のウミウシは見つけていますので、見つけたいウミウシの種類によって、

  ・いつ行くのか

  ・何時に行くのか(昼か夜か)

 を決めるのがいいと思います。

見つける際のポイント!

 アオウミウシは、色が派手で目立つため、わざわざ探さなくても岩などについている子をすぐに見つけることができます。

 また、1匹見つけるとその周辺に複数いることが多いです。

(「後追い行動」かなぁ。おそらく初夏のアオウミウシは産卵のために、粘液等からフェロモンのようなものを出してる)

 

🌟アオウミウシって飼育できるの?🌟

Answer:非常に難しい

 私は『飼育』と言えるのは、『エサをあげている状態』と考えています。

 

 ウミウシの飼育が難しいと言われているのは、そのエサが分かっていないことが多い&入手困難であることが多い、からです。

 逆に言うと、エサの確保さえできるなら、ウミウシの飼育は難しくありません。

 私は水質、水温ともに特に気にしたことがありません。エサさえ与えられるなら、ウミウシの寿命がくるまで飼育できていると思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

question:アオウミウシのエサは何?

Answer:判明していない

 アオウミウシのエサは、それっぽいな、というものは判明しているようですが、確定はしていないと思います。(yusura調べ、2023年6月時点)

 私の飼育経験からは、

  • カイメン食ということは判明している
  • そのカイメンの種類が確定していない
  • 採取場所の海では見つけたことがない

という状態です。

 あんなに身近で代表種のようなアオウミウシのエサが分かっていないとは、なんとも不思議ですが、その神秘さがまたウミウシの魅力ですね✨

 とはいえ、全く分かっていないわけではなく、おそらくクリーム色?薄い灰色?のようなベタっとしたカイメンを食べていると思っています。

 

   ※私の水槽内では、それらしいものを食べている様子がありました。

   ※クロイソカイメンを食べる、的な記載を見たことがあり、何度も試してみましたが一度も食べませんでした。磯によくあ   

    るクロイソカイメンでの飼育は不可能だと思います。

 

 アオウミウシは、私自身強い思い入れがあり大好きな子です(^▽^)

 ブログ開設最初はアオウミウシの紹介にしたしたいなぁと思っていたので、今回は採取、飼育について記載させていただきました✨

 

 他にも飼育中に気づいたことなど多々ありますので、またそのうちアオウミウシ特集を載せるつもりです✨

 興味がございましたら、ぜひまたのお越しをお待ちしております(≧▽≦)