*【追記】Figure Skating Men@Sochi Olympic2014* | Cleveland is Wonderland

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*喧騒から離れてクリーブランドでのアメリカンライフ*



*ソチオリンピック*


フィギュアスケート・男子シングルFS

【2/16追記】
写真をUPしました。
ジェレミー選手の動画+

【2/15追記】
羽生選手、パトリック選手
ジェイソン選手、高橋選手
アボット選手を追記しました♪


【2/14記】
波乱盛りのオリンピックでしたが。
まずはまずは・・・羽生選手
本当におめでとうございます!
日本の歴史を変えるナンバーワンの
金色をもたらしてくれて合格





羽生結弦
TES89.66 PCS90.98 178.64/280.09金
難しい冒頭4Sは転倒したものの
次の4Tとりにいきましたね!
体力消耗が激しい後半でも
ジャンプを落とさなかった。
羽生選手がオリンピックで残した
技術点89.66。これは問題視されて
いたスタミナ面を克服出来るように
なった。震災後の過酷な状況の
中でも死に物狂いでやってきたで
あろうトレーニングの結果としての
素晴らしい贈り物だと思ってます。
FSは完璧な演技とはいかなかった
ですが、SPの素晴らしさは本物。
これを持って金メダルを取れた
羽生選手は、やっぱり最高の
メダリストだと思います。これからは
自分がひっぱって行く存在で
追われる存在。その中でどう戦って
いくのか本当に楽しみです!





Patrick Chan
TES85.40 PCS92.70 178.10/275.62銀
パトリック・チャン選手。地元開催の
バンクーバーでは自分にとっては
エベレストに登るようなものだった。
今回のオリンピックは現実味がある中で
挑める。バンクーバーの後はここで終止符
と思ったが、やはりソチまでは
挑戦しようと決めた。その挑戦を見届け
られた事がまず嬉しいです。正直なところ
バンクーバーの時は、まだ彼の光
に気付いていなかったんですよね(汗)
でもその後クワドをものにし
一時期クワドの価値が下がって
試合で入れずらい時期がありましたが
そんな時でも挑んできてくれた。
そして王者となってその流れを
今に繋いでくれた。その事に感謝
したい気持ちです。彼のピーク時は
2011年頃なのかなと思います。
4T+3T,4Tと2度のクワドを入れながらも
無駄な動きがない美しい繋ぎ。
全てにおいて完璧に演じる人が
いるんだと衝撃を受けたあの出会い
は今でも忘れられません。
彼のスケーティングは本当に好き
ですが、その良さがオリンピックで
出せなかったのも凄く残念です。
ジャンプにしてもしかり。。。
6分間練習から調子悪そうだったので
始めのコンビネーションすらちょっと
心配してたんですが、そこは意地でも
おりようと気迫が感じられて、今となっては
それだけは救いだったかな。そして所々
エッジがひっかかりながら滑っていたので
心もとない気持ちで観ていました(泣)
フリーは昨日書いたようにビバルディ
の四季。厳しい冬から、やがてくる
暖かい春を待ちわびて。天国にいる
先生に手を伸ばすかのように、小刻みに
ステップしていく姿。この素晴らしい
プログラムは、綺麗には完結しません
でしたが、パトリックにしては珍しいほど
息を切らしながらも滑りきってくれて。
そして彼が築きあげてきた引き出しも
さらけ出してくれて、本当にありがとう。
最後ですが、彼は包み隠す言葉を使わ
ない分、誤解に繋がる所もあって
仕方ないことですが、なんだか
不憫だなぁと思ってました。
そしてそうならざる追えない
であろう今までの背景も何となく
分かっていたので。親になった気持ちで
言わせて貰えれば(笑)パトリックの
最後の演技かもという事で、思うことは
全部書こうと思いましたが、かなり長く
なっちゃいました。また最後にしますね~
好きだったオペラ座の怪人です♪


Denis Ten
TFS88.90 PCS82.14 171.04/255.10銅
デニス・テン選手。彼にとっては色んな
災難が降りかかった年だったので。
そんな中、ソチに繋いでこの演技を
見せてくれたこと。振り切って追い上げて
3位フィニッシュできたことは
母国の方々にとって大きな勇気に
なった事だろうと思います。カザフスタン
初のメダルです。高い加点こそ
つかなかったものの、着実に
積み上げていったジャンプには
彼の渾身の思いが詰まっているよう
でした。銅メダルおめでとうございます!



Javier Fernandez
TES77.80 PCS89.14 166.94/253.92 4位
ハビエル・フェルナンデス選手。
前評判の高いジャンプ、しかと
観させて頂きました!軸が細くて
回転速度が速くて素晴らしかったです。
予定プログラムは、4T,4S+3T.4Sと
3度のクワドに挑もうとしていたんですね。
これ全て決まっていたとしたら
それこそ歴史的なプログラム
になっていたことだろうなと思います。
4T 4S+2Tは決めてきたので
そこはさすがでした!ジャンプ挽回の
フリーを見せてくれて嬉しかった~



町田樹
TES88.22 PCS82.72 169.94/253.42 5位
オリンピックで舞う火の鳥は
やっぱり格別でした!TESだけだと
羽生選手とも僅差でパトリックより上。
そうなるとPCSとは不可解だなと
少なからず思ってしまいますが。
その町田選手のPCSも徐々に
上がってきているので、ジャッジの
目にも留まっているという証拠だと
思います。このストラヴィンスキーの
楽曲は、簡訳すると、ここでいう火の鳥
は、自分を見逃してくれた王へのお礼に
魔王がかけた魔法を解き放ち、
平和をもたらす。そして王は、魔法が解けた
恋する人と結ばれるといった内容ですが
略し過ぎでゴメンナサイ。ロシアの背景
写しだした楽曲でもありますよね。
前半の不協和音はまさに世の混乱などを
表し、多彩な楽器の音色は戦いを
表し、そこから解放され復活する。
そんな力強い楽曲。それが目に
浮かぶように表現した町田選手は
とても素晴らしかったと思います。
昨日この曲は縁起物と書きましたが
オリンピックのオープニングセレモニー
で使われた楽曲を使用すると
評価として後押しされると
いったジンクスですよ~
それが当てはまるかは分かり
ませんが、見事な5位フィニッシュ
だったと思います。町田くんには
まだまだ高みを目指して欲しいです。




高橋大輔
TES73.27 PCS91.00 164.27/250.67 6位
高橋選手であり高橋選手で終えましたね。
このPCSが高橋選手そのものであり
それが世界の人を感動させてきたん
ですよね。この状況下でもクワドを
諦めなかったこと、全日本のあと
理想と現実の狭間でもがきながら
厳しいトレーニングを積んできたか
と想像すると、胸が一杯です。
スコアは意外にも伸びなかったけど(泣)
演技後、終わった~と言ってましたね。
本当に本当にお疲れさまでした。
今までのプログラムの中で
オペラ座の怪人やタンゴなど
情熱的な楽曲を演じてきた彼ですが
自身の最後に選んだのが
ダイナミックさを、または妖艶さを
アピールするものでもなく、ただ
穏やかでメロディアスな旋律が響くもの
であったこと。これは覆ってきたものを
取り払って巣の自分に戻るかの
ように感じました。氷の音を聞くように
会話をするように。スケートを
愛する気持ちがひしひしと伝わって
きて感動でした(泣)集大成として
素晴らしいものだったと思います。
初期の頃のプログラムですが
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲
あのストレートラインSp好きでした。
あれから色んな事がありましたね~
技術と芸術性を両方兼ね備えた
高橋選手のスケートは、多くのスケーター
の心を変えたと思います。そして
ずっとずっとここまで引っ張って
きてくれて本当に有難うと言いたいです。
チャイコのヴァイオリン協奏曲
これ2006年。8年前だなんて∑(゚Д゚)



Jason Brown
TES68.09 PCS84.28 152.37/238.37 9位
ジェイソン・ブラウン選手。
このリバーダンス、本当に好きでした。
何度も何度も観ました。この舞台に
於いても、いつもの笑顔だったので
オリンピックを楽しみながら滑れるのかな
なんて思ってましたが、やっぱり
緊張してたんですね(汗)ジャンプミス
もいつもより多かったですが
やっぱりあのフットワークを持っての
くるくると滑っていくステップ。
大好きです。彼が最終滑走者
でしたが、10位以内に入れて
喜んでいた姿に、ちょっと気が
晴れましたよ~その純粋な
気持ちが一番大事だったり
するんですよね。いづれ
お気楽モードではいられなく
なる時がくると思いますが
いわば、そこまで頑張って欲しい
し期待しているということです!
そんな時にどう変貌していくのか
見守っていくのが楽しみです。
全米選手権でオリンピック行きを
勝ち取った時のフリーの動画です。
めちゃくちゃ素敵ですよ~大好き☆





Jeremy Abbott
TES78.10 PCS82.02 160.12/232.70 12位
ジェレミー・アボット選手。
ジェレミー選手のこの演技で
ジャンプがなくともスケートって
こんなに素晴らしいんだと、初心に
かえる事が出来ました。大事な事を
こうして示してくれたおかげで
この後の他選手の演技も、意外にも
落ち着いて観る事が出来ました。
スコアを競ってこそのスポーツだけど
こうして心に残る演技をするという
ことはメダル級に美しいことですよね。
国内タイトルを何度もとりながらも
大舞台では発揮出来ない。
厳しい目にさらされていたであろう事は
分かっていたので、いつも観る時は
不安でした。負のレッテルを貼られると
それが刷り込みになって抜け出せない。
それこそ残酷なことはないですよね。
結果を出せないものには厳しい場所で
温かく受け止めてくれる佐藤コーチ
に出会えて本当に良かったですよね。
日本はフィギュア人気のおかげで
スポンサーもついてくれるし、国民性から
してあからさまに批判する人もいないし
恵まれている方かな。世界に敵有り
国内に敵有り。代表と言う名に伸し掛かる
負担の中でのラストオリンピック。
そしてこれがラストパフォーマンス
でした。心に残る演技をありがとう~
ジェレミー選手のイメージを覆した
かっこいいタンゴ。好きでした♪
http://youtu.be/HE7-cCbzGHo


Tomas Verner
TES73.98 PCS78.92 151.90/232.99 11位
トマシュ・ベルネル選手
豪快なクワドを持っていながら
それを今回見れなかったのは残念。
彼もこれがラストステージなんです(泣)
2008年のワールドでしたか?フリーで
完璧なクワドを降り、神がかりな演技と
共に、一気に四位に追い上げたこと。
会場の歓声どよめき凄かった!
ニューヒーローの誕生でしたよね~
そしてエキシでは日の丸を額に
巻いて演技してくれましたよね。
その戦列なデビューからラスト
までこうして見守れて幸せでした。



Brian Joubert
TES69.51 PCS76.42 145.93/231.77 13位
ブライアン・ジュベール選手。
引退舞台、ちゃんと見届けられて
本当に良かったです。
彼がこだわり続けたクワド。
これがラストジャンプなんですね。
ソチに行ってるお友達も感慨深い
メールで。分かりますその気持ち。
今までプルシェンコ選手や
他選手とも色んな論争を繰り広げ
ながら(笑)あの時代を戦って
きてくれましたよね。今となっては
それもいい時代だったなと
思いながら。。。懐かしいです。
そのピークの時からすると
この点数と順位は信じられない
ものですが、それだけ長い間
やってきてくれた証拠だと思うと
これもまた勲章なのかなと。
名プロを残してくれて
ありがとう。また観なきゃ!!


オリンピックは難しい場所ですね。
他の競技よりも選手生命の短い
フィギュアスケートにおいて4年に
一度というのは厳しいですよね。
ジャンプのピークは2年くらいだそう
なので、その後は維持して
戦い方を変えて、ジャンプ以外
の引き出しを増やしていって。
羽生選手は、まさにそのピーク
にオリンピックを迎えられた
運にも恵まれた選手だったと
思います。長い間戦ってきた
選手の集大成、リベンジとして
の場であって欲しいという気も
ありますが、こうやってスターが
生まれていくのもまたオリンピック。
そんな事を思いながら。。。
女子シングルはどうなるでしょうか?
いわばリプニツカヤ選手初め、新星
と言われる選手を羽生選手に例えれば
真央ちゃんを含めリベンジ組み
にとっては厳しい戦いになるんじゃ
ないかな~とずっと思ってました。
でもそこは希望を込めて!
真央ちゃんと鈴木選手の
最後のオリンピックも
いい演技になりますように。


2人の対面する姿にジーンときました。
でもソチにいる友達から聞いたら
この後パトリックは泣いてたみたい。
パトリックの言葉を借りれば
自分にとってのスケートは
ロッククライミングみたいなもの。
一歩も踏み外せない断崖で
上を目指す。風にさらされて
じっと耐えるときもある。
頂点まで登れたなら最高の景色
が手に入る。そして頃合をみて
一気に地上に戻る。この意味は
スケートをやりきったら
新しい人生を歩むつもりかな。
長くなってしまいましたけど
日本は今頃、歓喜に包まれていること
でしょうね♪私も参加したいような、でも
そんな元気もないというのが現実です(笑)
こんな長い文になりましたが、最後まで
読んで下さって有難うございました☆彡