255日目 「日生の牡蠣と小豆島」 | USKの旅日記

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26歳からの青春の記憶


2014.7.17
赤穂市(兵庫)→小豆郡土庄町(香川)



大石神社

47士の木像が参道に並ぶ。大願成就のご利益があるという。





さざれ石






花岳寺

赤穂藩浅野長直公によって建立。元禄事件後は歴代藩主の菩提寺となる。寺内の天井画(↓)。



城下町の21の義士宅跡をめぐり、赤穂城跡へ。

浅野長直によって13年かけて築城された。珍しいタイプの変形輪郭式の海岸平城。三方を山に囲まれ、東に千種川、南は瀬戸内海に面し、船が出入りできるようになってた。

本丸内は建物こそないが、御殿の間取りが復元され、天守台からは赤穂の山々が見渡せる。




赤穂市立歴史博物館は外見は、白壁の土蔵が連なってるようにみえるが、中は広いひとつの空間。おもしろい。

常設展は、・赤穂の塩・赤穂義士・赤穂の城と城下町・旧赤穂上水道で、1Fのほぼ全てが塩に関する内容。ここで確立し、中国地方や九州、東北まで広がった製塩技術が、模型や道具の展示を通して解説されてた。日の下の過酷な労働だ。

上水道の展示は小さい一角だけど、感動した。ここらへんは井戸を掘るにしても海水が出るような土地柄だから、川から城下まで水をひいてこなけりゃならなかった。(たしか)30kmにわたって水の道をつくり、桝や長け、土器製の配水管で城内だけでなく、町家各戸へも給水してたという。それが、約330年間使われたらしい。すごいね!

義士のコーナーでは、江戸城本丸御殿松の廊下で浅野長矩が刃傷事件を起こしてから、翌年12月に吉良邸に討入るまでの一連の事の経過を、口上文などの書物、関連する絵などの展示物や映像で紹介。

当時、実際の事件をそのままつかうのは法度とされてたから、登場人物の名前を少し変えたり(例 大石内蔵助→大星由良助)、時代背景や設定を微妙に変えて人形浄瑠璃や歌舞伎で上演され人気を博した。

企画展では、歌川国芳画の誠義士伝の浮世絵の展示。構図の巧さや人物の躍動感に現代人でも素直に見入る。ポストカードセット買っちゃった。出したら手元に残らんけど、これもらったら俺は嬉しいな(笑)




亀に見つめられながら昼飯。




峠をふたつ越え、岡山は日生に至る。






出航まで小一時間あったから軽く散策開始。

観光案内所で「カキオコ」の存在を知る。牡蠣怒?!( `ω´ 

聞いてみると、何のことはない、牡蠣のお好み焼きだそうで、ここらのB級グルメらしい。シーズンオフだけど解凍して出してくれるとこもあるかも、と。今は「エビオコ」らしい。


五味の市は客がおらず、みな海老の殻を剥いたり仕分けしたりしてる。カキフライソフトをたのんでみると、凄いのがきた!(笑)

大粒の牡蠣で旨かった(^^)
海のミルクと言われるだけあって、バニラソフトと合うわ。300円は安い。




250号から少し路地に入ったとこに「ほり お好み焼き」はある。暖簾を潜ると、客は俺ひとり。小さいけど綺麗な感じのいい店。店のおかみさんと店員の方も綺麗(笑)

シーズンは終わってるけど牡蠣は食いたいし、海老も旨そうだし、、

ミックスで!!(゚∀゚∀゚)


日本一周グルメ中、屈指の贅沢な一品。これで千円くらい。なにより、会話が楽しかった。

おかみさん、また来るよ(^^)b




日生諸島をすり抜け、一路、小豆島へ。一瞬の船旅。






船降りて土産屋のおばちゃんに聞くと、ここらはスーパーはおろかコンビニもないらしい、、

そうだ。ここは島なんだ。当たり前、がない所。

油断して食糧の残りが僅かのため、半時計回りで土庄の街を目指す。






大阪城の石垣になりそこねた残念石がごろごろある道の駅。



大阪城の改築のときにほっぽりだされて発掘され、400年ぶりに島に戻ってきた「大阪城里がえり太閤石(↓)」。



人気がなくていい感じ。ゆっくり寝れそう。







天気:晴れ
走行距離:27.4km
道の駅テント泊