185日目 「すーさん」 | USKの旅日記

USKの旅日記

26歳からの青春の記憶


2014.5.8
名古屋市(愛知)



朝、テントに猫パンチで起床。



公園のベンチで地図みてると、遠足の子どもらがぞろぞろ。

口をあけて、俺と、俺のとなりのホームレスのおっちゃんと、おっちゃんの猫をみてる(笑)



礼文島(北海道)で会って以来の、タカと城門で再会。

彼の青いチャリには、「日本一周」のボードが括りつけられ、ミニ鯉のぼりがはためいてた。

青い服を着て、スナフキンみたいな楽天の小豆色のハットを被ったタカはオールしたとかいいながら超元気。


白川公園の市科学館へいこうと、走り出す。

まっすぐ行っても良かったのに、気まぐれで道を折れたその時、またミラクルが起きた。


ちょうど教会から出てきた、ジンベエを着た恰幅のいいスキンヘッドのおじさんに大声で呼びとめられたのだ。


彼の名前はS木さん。以降俺らはすーさんと呼んだ。

話を聞いてみると、すーさんは若い時、日本一周をしていて、俺らを通りで見た時、思わず声を掛けたのだという。


教会の掃除を少し手伝ったあと、昼飯に「ひつまぶし」をご馳走してくれることになった!しかも、とびきりの店で。

連れてきてもらったのは、観光客があまり来ないという地元民の認める名店にして、「ひつまぶし」を登録商標にしている老舗「あつた 蓬莱軒本店」。


すーさんは、気に入った女の子にはガンガン声をかけるという癖がある。

店に入るとすぐに、玄関のお姉さん、女中さんに冗談をいいながらちょっかいをだしてる(笑)

どこであろうと目を見開いて全力で腹から笑うし、基本声がでかい。

ぶっ飛んでるというか、自由。彼に云わせると“チャクラ”が開いてるんだそうだ(笑)



うざく(鰻と胡瓜の酢の物)




ひつまぶし




ひつまぶしは、4等分にして、色々趣を変えて食うのが習わしとか。

①そのまま
②薬味(ねぎ、わさび、のり)を掛ける
③薬味&出汁を掛ける
④気に入った食べ方で


もちろん美味かったが、俺は普通のうな重の方が好き。

それも、こういう一流の店で食べたからこそいえること。いい経験になった。


すーさん、ご馳走様(^^)(_ _)



飯の後はすーさんと少し別行動で、タカと名古屋のB級グルメの店「喫茶マウンテン」。


なぜ腹いっぱいなのに、まだ食うのかって?

そこに山があるかr、、




メニューみてるだけで楽しい。






「甘口いちごスパ」と「ナマズ煮込みスパ(辛)」を注文。


いちごスパは、見た目スイーツ。質の悪いパスタをかき氷の苺シロップで煮て、生クリームとかのせた程度のもの。

ナマズスパは、同じくまずい麺を大味のトマトチリスープでナマズの切り身などの具材を軽く煮たもの。


両方ともクオリティが低く、まずい(笑)

また来たい。







飯のあと、すーさんに母校の名大を案内してもらったり、すーさんの恩師である教育学部の教授ともお話する機会をもらった。

すーさんと、教授は名大生のタバコマナーの悪さと、ポイ捨て対策について話し込んでいた。


すーさんは、道に落ちてるゴミを捨て置かず、全て拾っていく。どこにいてもそう。目に入った以上、素通りはできないのだそう。

もし、道に捨てた人がいたら、相手が学生だろうと、ヤクザだろうと等しく注意する、と。

自分の気持ちを偽らず、それが善と思えば、腹をくくって筋を通す。その姿勢はかっこいいと思った。



夜は、栄でわいわい。

つなぎにスキンヘッドの大男、「日本一周」看板を背中に掲げるスナフキン、ちっちゃい黒坊主が、ネオン街の路上に散らばる煙草の吸殻を拾いながら歩いてく。

不思議そうに眺める黒服や夜の女たち。


すーさんは普段早寝らしく、途中でいきなり爆睡(笑)

楽しかったー。遅くまでありがとうございました!(^^♪







天気:晴れ
走行距離:-km
公園テント泊