器を買いに行ってきました、波佐見焼の陶器市。
目的は白山陶器。
南青山にショールーム
があるんだけど、
本家本元の本社は長崎県の波佐見町にあるんですよね。
陶器市は本社でも2割引!アウトレットは半額!なので、
ついついたくさん購入してしまう…
中でもお気に入りは、
D&DEPARTMENT PROJECTでも紹介されている
、
森正洋氏デザインの平茶碗。
絵柄違いで5つ購入。
通常の茶碗よりも広くて浅いのが特徴で、
柄を楽しみながら食べてください、という作者の提案。
もちろん白米を盛るのが王道だけど、
一品もの小料理を盛るもよし、デザートを盛るもよし、
の万能タイプ。
次に行ったのは、
陶器市には出店していないウグイスとカエルの鳴いている山奥にある
松原工房
というお店。
松原工房さんのブログ
を見ると分かるけど、
こんな山奥にあるのに、初日にこの行列。
5/3のブログ
には文脈と関係なく、
しれっとうちの娘と息子の写真があったりして(笑)
工房の横で珈琲を淹れてくれて至福の一時。
白山陶器さんも松原工房さんも、
まずは見た目が文句なしに美しいし可愛い。
シンプルな中に作り手のこだわりがある、
作り手の自然体とも言うべき自分らしさがある、
その作り手が楽しんでつくっている、
自分がつくりたいものをつくるんだ、
そんな嫌みのない雰囲気がこちら側に伝わってきて、
手にするだけで気持ちがいい。
・・・これってデザインやものづくりだけの話ではないと思うんですね。
眉間にしわ寄せて、苦労して、我慢して、長い時間働いて、
それで生み出された仕事が素晴らしい、美しい、
そんな仕事への美意識っていまだに受け継がれていて、
僕もそうやってきた。
「若いうちの苦労は買ってでもしろ」
っていうのはかな~り的を得た言葉で、
お金で買えないぐらいにこの苦労ってのが価値があるんですよね。
でもね。
こだわりながらも、苦労しながらも、
それを「楽しみ」ながら「自然体」で「自分がやりたいこと」をやってみたらどうなんだろう?
それが僕の今のテーマなんですよね。
人の喜怒哀楽って連鎖するものだから、
自分が楽しみながら働けば周りも楽しくなるだろうし、
最終的なアウトプットも楽しいものになって、
それを受け取った人も楽しい気分になるんじゃないかな。
自然体っていうのは自分の強みが一番表現されているわけだから、
周りの役にたちながらも自分も気持ちいい状態なんじゃないかな。
「自分がやりたいことをやる」って一見わがままなようだけど、
主語は自分にあり、全責任は自分にあるわけだから、絶対に逃げられない。
逆に「仕事だからやってる」ってのはいつでも仕事のせいにできるわけで、
逃げ道が用意されてる状態なんじゃないかな。
器を買いにいって、人に触れて、改めてそんな気持ちになりました。
身も心も頭もリフレッシュしつつも刺激もされてる。
ますます仕事とプライベートが融合されてきてて、それが適度に心地いい感じです。