久しぶりのブログ更新です。

アウトプットする(捨てる)ことで、
インプットする(拾う)ことができる
わけだから、
もっと書いていかないとダメですね。猛省。

さて先日、福岡の某大学の2年生250名に対して、講演をしてきました。

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その講演で根本的なことに気づいたので、
ちょっとそれについて書いてみようと思います。

先方のオーダーは「就活」について。
リクルートなので、就活の現状を踏まえた上で「就活スキル」について講演してもらいたい、
そんなニーズを感じとりました。

僕をご存知の方はお分かりになるかと思いますが、
僕の性格は一言でいうと「あまのじゃく」でありまして(笑)
言われたことをそのままやる、ということはやりたくない。

結論から言うと、
「スキル」ではなく「スタンス」について講演してきました。
もっと正確に言うと「スタンス」が大事だということに「気づいて」もらうように、
学生たちに「体験」してもらうプログラム
を準備しました。


何故か。

理由その1:良い「スタンス」がないと良い「スキル」は身に付かない。

SPI対策とか面接対策とかどんなにスキル対策をやっても、
イヤイヤやってたら身に付かない、というシンプルな話。
目の前のモノ・コトにどういう「スタンス」で取り組むかで、
「スキル」の付き方が変わってくる。

理由その2:僕にしか出来ない講演にしたい。

就活スキルを教えるのは、極論すると他の誰かが代わりにやってもできるわけで。
僕という人間らしさや特徴を最大限活かした講演にすることが、
学生や大学側に最大限、貢献したことになるだろうから。
僕はどの仕事にもこのスタンスで臨んでいて、
この辺の考え方がこの後に書く「講演して気づいた根本的なこと」に繋がってきます。

理由その3:成果(効果)にこだわりたい。

「そもそもこの講演って何のためにやるんだっけ?」
の「そもそも論」をウザいぐらいに(笑)、僕は考えます。
広告(コミュニケーション)的に解説すると、
ターゲット(学生)は、
「就職活動って面倒くさい」「何を職業にすればいいか分からない」「働くって楽しいの?」と思っていて、
そのターゲット(学生)に、
「働くって楽しいのかもしれない」「就職活動も自分のタメになる一過程かもしれない」と、
自ら気づいてもらうことで、スタンスが少しずつ変わっていき、それによりその後の言動が変わっていく、
そういう成果を出すために講演をやる、という風に位置づけました。

「人の気持ちや行動を動かすプロ」を自負しているので、ここは最低限かつ最重要。

※ちなみに肝心の講演での体験内容については伏せておきます。次にどの大学から声がかかるか分からんし(笑)


で、この講演の成果はどうだったかというと、
大学の先生からは、
「学生たちの講演中の態度を見る限り、今までの講義とは比較できないくらい大きな収穫があったと感じています」
という大変有難いお言葉を頂き「ホッ」としています。
学生250名分のコメントがぎっしり書かれているアンケートも頂きました。


長くなりました。
件名にある「大学生250人に講演して気づいた根本的なこと」は以下。


『そもそもお金を支払うのは「モノ」ではなく「価値」なんじゃないの?』


僕はクリエイティブディレクターとして様々な仕事に関わっています。

10万円、100万円、1,000万円、1億円、とその対価も様々。

ただそれは全て「モノ」に支払われています。
Webサイトにいくら、アプリにいくら、パンフレットにいくら…

「これとこれとこれをつくってほしいので足し算して1,000万円お支払します」
という「モノ」に対するオーダより、
「あなたになら1,000万円支払います。その代わり○○という成果は出してくださいね」
という「価値」や「人」に対するオーダーの方が自然じゃないのか。

だってこれまでつくってきた感動のパンフレットや、超かっこいいFLASHサイトよりも、
絶対この前の講演の方が学生の心が動いたもん(笑)
だけど現実は、パンフレットに1,000万円払っても、一日の講演に1,000万円払うことはない。
価値や成果を考えると、この金額はバランスがとれてない。


自分自身の価値を高めて、代替不可にして、成果を出して、社会からそれ相応の対価を頂く。
ある意味まともであり、ある意味きびしい時代になっていくのか…


ってここまで書いておきながら、わりとのんびり暮らしたいと思ってたりする方なんですけどね(笑)
けれど真面目な話「のんびり暮らすこと」と「社会に貢献すること」は両立すると思ったりね。



<今日のみつを>
文章書くのって大事なんだなあ。