前回のブログで、福岡に戻って、福岡でやってみよう、と思ったと書いている通り、結局、僕は今年の1月に福岡に戻ってきた。

そこには以下の二つの考え方が関係しているので、その話を書きたいと思う。

1.「人は何のために働いているのか」 2.「人は何のために生まれてきたのか」

まず、1についてだが、福沢諭吉の「学問のすすめ」に、次のような一説がある。

 『(働いて)衣食住を得るだけなら蟻でも出来る』

要するに、『働いて食べ物を得て、住まいをつくって、家族を養って、凄いだろと威張っている人間がいるのだが、そんなの蟻だってやっている』というわけだ。『人間は社会的動物なのだから、先人から引き継いだものを、後世によりよい形で残すべきだ』というような内容が続いている。
僕はこの考え方に大変感銘を受けた。

そこでじゃあ僕はどういう働き方をしようと思ったときに、上記2について僕なりに考えてきたことがある。

「人それぞれに自分にしかないルーツがある。僕も含めて、先祖代々生かされてきた意味が何かしらきっとあるんだろう。だから自分にしかない特徴を活かして、社会のためになることをやろう。それが僕が生まれてきた意味なんだろう」

医者なら人の病を治す、カウンセラーなら人の話を聞く、幼稚園の先生なら子供に教える、人ぞれぞれ自分にしかない特徴を活かして、社会に貢献すればいいのだと思う。

じゃあ僕は、社会の「ここがおかしいかも?」を見つけて、自分が渦の中心となりながら、周りの仲間を巻き込んでいき、自分のルーツである九州から、よりよくなるように変えていこう。おそらくそれが僕の特徴だから。それには色んな手段があるだろう。いま僕はたまたま「はたらく」ことについてのリーディングカンパニーで働いている。だから僕は「はたらく」を通じて、社会をよりよく変えていくことをやれるんじゃないか、そんな風に考えた。

そして僕は福岡に帰ってきた。
さて、では何から始めていこうか…

(次の記事につづく…>>)