
京王電鉄の「京王トレインポイント」で貯まった「トレインポイント」で参加することができる「体験コンテンツ」、駅係員や運転士などの訓練・教育 施設を見学できる「京王電鉄 鉄道教習所見学会」に参加してきました。
今回は親子向けでしたので8月の夏休み期間の平日に行われました。
まずは、教室に集合し、注意事項を受けました。実はこの教室、実際に運転士研修が行われる場所で、お客様が入る事は非常に珍しいということでした。何名もの運転士さんがこの教室から羽ばたいていったんだと思うと感慨深いです。
参加してくれた子供さん達もしっかりと注意事項を聞き、緊張感が少し漂っていました。
ここからは2班に分かれて、いよいよ施設内をめぐります
まずは図書室、鉄道関連の書籍等が閲覧できるようになっています。そして食堂。研修で訪れる社員の方々はここで食事や休憩をとり、次の研修へ向けて準備するということ。
大切な場所です。
さて、私たちの班は屋外の屋外訓練施設へ。
踏切に閉じ込められている人を見つけたらどうすれば良いか学びました。参加された子どもさん、教師から答えを聞く前に正解をどんどん発表してくれました。正解は「非常ボタンを押す」です。実際に非常ボタンを押す経験もさせて貰いました。そして非常ボタンが押されると、列車にどういう風に危険を知らせるか教えてもらいました。踏み切りに取り付けられている信号が危険を表示するんですね。
今度は自分が踏切に閉じ込められたときにどうするか、実際にやってみました。遮断器の棒(遮断竿)は、斜め前に押し上げると簡単に持ち上げることができるのです。保護者の方々もやってみて感心されていました。本当に簡単に持ち上がるんですよ。遮断機の棒の付け根をみると、その仕組みがよくわかりました。
他にも異物を知らせるセンサーや、信号など踏切事故をなくそうとするシステムの構築を学びました。
そして室内の駅を学ぶホーム訓練室へ移動。駅のホームと線路の分岐を学びました。
線路の分岐、普段はコンピューターで制御されていますが、万が一の際は人の手で操作をします。
実際にやってみましたが、意外と重労働。ハンドルは軽く回るのですが線路がなかなか転換しない。どのぐらいハンドルをまわしただろうか、ようやく線路が動き、ポイントがかわりました。大変な作業です。
そしてもしホームからお客様が落下したらどうするかを学びました。
正解は「非常ボタンをおす」。
実際に押してみるとホームに警報音が鳴り響き、駅員さんや運転士さんへすぐに知らせることができるのです。また、ホームから誤って転落した際に反応する「ホーム転落検知装置」も間近で見学出来ました。最近のセンサーは精密で小動物が触れただけでも反応するとか。
また、実寸大のホームと線路が設置されたゾーンがあり、線路にも降りることができます。
線路に降りてみるとホームがかなり高いことがわかります。万が一落下した際にどうするか?ホーム下の窪みに逃げる、黄色のバーに足をかけてよじ登るなどを学ぶことができました。そして落とし物をしても絶対に線路に降りてはいけません。そういう時はどうする?マジックハンドの登場!駅員さんがこのマジックハンドを使って、線路に落ちた落とし物を拾得してくれるのです。最近はワイヤレスイヤホンを落とす方もいらっしゃるのですが、小さいのでマジックハンドが使いにくい・・しかし現場社員の考案でマジックハンドに磁石を取付けて拾得するとのこと。時代とともに器具も進化します。参加者にもマジックハンドを使ってもらいました。なかなか苦戦される方もいらっしゃいました。いちばんは落とし物をしないこと。そのためにはホームの端を歩かないこと。乗車、降車の際は持ち物に気を付けること。
そして最後はお待ちかねの運転シミュレータのある教材室へ。
実際に教育や訓練で使われている機材を特別に体験できるのです。
まずはもし電車内でトラブルが発生したらどうするか。こちらも客室から非常ボタンを押すと車掌さんに通報され、通話かできるのです。お客さんが急病になった想定でやってみました。車掌さんの声が聞こえて安心感が得られました。また、駅で避難が必要なとき、車両側からホーム柵を開扉する方法も学びました。
そしてシミュレータの操作。実際の教師の先生が優しく指導してくださり、緊張しながらも運転や車掌業務を体験されてました。私もドア開閉と車内放送をさせてもらいましたが、本物はやっぱしいいですね。子どもの頃、家の襖でドアごっこをやっていたことを思い出しました。
そして、思い入れのある行き先をリクエストして車両モックアップ前での記念写真。思い出に残りました。
そしてエンデイング。直接、京王電鉄の方へ質問できるコーナーもあり、盛り上がりました。参加者の方々、オープニングの時とは表情も打ち解け笑顔が溢れていたのが印象にのこりました。京王電鉄がいかに安全に注意を払いお客様をお運びしているか、それを乗務員さんもしっかりと学んでいるかがしみじみ伝わってきました。ありがとうございました。
これからもポイントを使った体験コンテンツを実施していくと説明がありました!小学生は50%が還元されます。是非沿線の方今から会員登録してポイントをためてみてはいかがですか?