「この列車は、寝台特別急行さくら号長崎・佐世保行きです。列車は前の方から1号車、2号車の順で、1番後ろが14号車です。前よりの1号車から8号車が長崎行きのさくら号、9号車から14号車までが佐世保行きのさくら号です。途中の肥前山口で分かれて運転をしてまいります。」
〜さくら号のレコードをもってましたが、何百回も聴きまして、何回も真似しました。全部覚えていましたが、だいぶ抜けてしまいましたね〜
「まもなく下関、下関につきます。この列車、機関車付け替えのためおよそ5分とまります。つぎの下関を出ますと、およそ8分で、九州での最初の停車駅、門司につきます」
図鑑を見ながら、編成を覚え、
レコードを聴きながら、放送を覚えて、
ブルートレインやエル特急は我らのスターでした。
大人になったら乗ろうと思っていましたが、
気がついたらどんどん列車がなくなっており、
憧れが憧れのまま、いまもわたしの胸の中をはしり続けています。
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