家族みんなで通える高知市の美容室e-styleの公文です。
初めましての方へ。
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今日は娘の誕生日会でした。
ホントの誕生日は明日11/8なんですけど、今日が休みだったので、前倒しで。
娘は明日で5歳になります。
見た目は残念ながら僕に似てるって言われます笑
僕に似ると、残念なお顔になりそうだったので妻に似て欲しかったんですけど(^_^;)
性格はこれまた僕に似て、超〜ビビり!
小さい頃の僕以上かも。
蚊にさえもビビりまくってます笑
色はピンクが好きで、カワイイ物が大好きで、めっちゃ女の子って感じの子です。
妻の手作りオーナメントの前で。
ちょ、もうチョット可愛いく笑ってよ笑お食事を楽しまれる姫
と見切れて写る息子。ケーキはばぁばが初めての手作り。
5年前の今日11/7は、妻がちょうど臨月を迎えた日でした。
ちょうどその日は検診の日でした。
月曜日で休みだったのもあって、僕も付き添って病院に行きました。
この数ヶ月前から、お腹の中の娘はイマイチ元気がなく、その為に妻も検査入院する事もありました。
人間って動くと心拍数上がるじゃないですか。
それが娘は上がらなかったんです。
で、ちょうど5年前の検診の日に担当医から
「やっぱりチョット元気ないし、陣痛に赤ちゃんが耐えられないかもしれないので、帝王切開で出しましょうか」
と言われました。
もちろん、その方が子供の為にもいいならと思い、僕も妻も帝王切開を即決しました。
すると
「ちょうど明日手術日で空いてるんですが、どうですか?」
って言われました笑
「えっ⁉︎明日⁉︎」
いや〜あれはマジで僕も妻もビックリしました笑
心の準備なんて、できたもんじゃなかった笑
その日はマタニティフォトを撮りに行く予定でしたが、それもキャンセルして、妻入院。
急すぎる事で焦る僕 笑
そして翌日、午後から仕事を抜けさせてもらい病院へ。
妻は初めての出産で陣痛も体験する事なく、帝王切開で娘を産んでくれました。
人生で一度は体験してみたかったみたい。
基本、1回帝王切開すると、その後もずっと帝王切開になっちゃいますからね。
待ち合いで待つ、僕と両家の親族。
テレビなんかでよく見るヤツみたいに
「お父さん、元気な女の子ですよ♪」
って言われて、まず初めに抱っこできるんだろうな〜なんて思ってました。
手術自体は1時間もかからず、子供は30分くらいで出てくるって聞いてました。
けど、なかなか出てきません。
早く会いたいのに。
しばらくすると、看護師さんから
「お子様は産まれてすぐ、小児科で検査をさせていただいてます。小児科医からの説明がありますので、お越しください」
お腹から出された娘は、いつの間にか僕たちの前を通り過ぎ、小児科に運ばれていました。
今思い返せば、あの時に通って行ったんだなって思う節があります。
看護師さんが2人でいそいそと小さなワゴンで何かを運んでるような、でもあまりにも小さすぎて、まさか娘が乗ってたなんてって感じ。
小児科に行くと娘は保育器に入ってました。
検診では2500gは越えてるだろうとの事でしたが、2072gの未熟児でした。
もちろん抱っこなんてできません。
先生の説明によると、まずお腹を開いた時に羊水の量がすごく多い『羊水過多』だったそう。
妻も手術室で言われたみたいなんですけど、人の何倍もの羊水がお腹にたまってたらしい。
赤ちゃんはお腹の中で日々羊水を飲んで成長する。
けど、それがあまりにも多い=赤ちゃんが飲めてない、もしくは排尿ができていなくて、それにより飲む量が圧倒的に少なくて羊水過多になっているのではないか。
そして、自発呼吸ができていない。
吸う事はできてるけど、うまく吐けていない。
だから、人工呼吸器も付いてました。
他にも、何でかは忘れたけど…(と言うか、僕の中では帝王切開ってだけで、普通に産まれてくるだろうと思ってたのに、未熟児で羊水飲めてなくて、自発呼吸もうまくできてなくて…とか言われて、ショックで頭に入らなくなってたのかもしれない。)食道と気管がつながってるかもしれないとも言われました。
簡単に言うとアルファベットのHみたいな形で。
それなれば、手術しないといけないけど、医療センターじゃないと手術できないから紹介しますって。
説明聞きながら、なかなか頭に入らないし、理解できないし、ただただショックで泣きそうになるのを必死で我慢した。
その説明の後、妻に会いに行ったんですけど、行くのが遅くなったので妻も悟ってました。
「赤ちゃんは?元気??」
声が震えそうになるのをまた必死でこらえて、正直に全部話しました。
最後に何の根拠もない「でも大丈夫!絶対大丈夫!」って言葉と一緒に。
その日、家に帰って、誰もいない部屋で一人、めっちゃ考えた。
最悪の場合の事も考えた。
明日仕事行きたくね〜。
1秒でもそばにいたい。って。
あとは、初めてまともに神様に願った。
神様とか信じた事はないに等しかった。
願っても「宝くじ当たりますように」とか笑
大金当たるなら、くだらなくもないかもしれないけど、そんなくだらないお願いしかした事なかった。
神様だけじゃなくて、仏様にも願った。
だって、『神様、仏様!お願いします!』みたいな事言うじゃん?笑
とにかく、この時は何でもいいからだれでもいいから
「娘を助けてください!」
って祈り、願いました。
神様!死んだおじいちゃん、おばあちゃん、ご先祖様!!って。
何なら
「俺の体ならどっか持ってってもいいから!」
とかも考えてました。
きっと、この頃よく見てたハガレン(鋼の錬金術)の影響でしょう笑
でも、ホントに助けてくれるなら、何でもいいから!って思ってた。
自分が犠牲になってもいいって思ったのは、この時が産まれて初めてだったと思います。
この日はそのまま寝ちゃってました。
次の日、朝起きると妻からメールが入ってた。
「赤ちゃん、オシッコできたよ。だから、排尿ができてないって線は消えました やって」
少しホッとしたけど、まだまだ安心できません。
この日もご予約いただいてたし、僕が病院いたって何にもできないしで仕事しました。
仕事中もずっと子供の事ばっか考えてました。
けど、そんな心配とは逆に、娘はどんどん良くなってって、次の日には自発呼吸もできるようになり、保育器には入ってるものの、心配されてた食道と気管がつながってるかもって線もなくなりました。
僕のお願いが神様か、死んだおじいちゃんやおばあちゃん、ご先祖様や仏様に届いたのか。
単に、娘がまだ外に出てくる準備ができてなかっただけなのか。
それとも、ハガレンみたいに、娘が元気になった分、僕は何かを失ったのか笑
まぁ、手足や体のパーツは今でもちゃんとありますが、娘が産まれた日の晩は寒かったのにリビングで寝ちゃってて、風邪をひいて熱が出た僕は、娘が退院する日まで娘に触る事も、同じ部屋に入る事も許されず、初めての抱っこをどっちか忘れたけど、義父か義母に持ってかれました笑
もしかしたら、僕には宝くじ当たって億万長者になる未来が待ってたのかもしれないけど、それも持ってかれたのかもしれません笑
世の中には僕みたいに祈り、願ったけど、いい結果にならなかった方はたくさんいると思います。
何ともなく普通に産まれてくるのって、ホントは普通じゃなく、すごい事なんだな、1つの奇跡なんだろうなって思います。
産まれて数年経ってから何か見付かるケースもありますよね。
だから、明日娘が元気に5歳を迎えられる僕はホントに幸せ者です。
これからもたくさんの愛情を注いで、一緒にいられる時間を大切に過ごして生きたいです。
パパとママの宝物の彩葉、パパとママの所に産まれてきてくれてありがとう。
まだまだ小ちゃな葉っぱだけど、これから青々と彩る葉になり、そしてたくさんの人から愛される、可愛くキレイに彩る花のような素敵な女性になりますように。
ホントは『彩花』とか『彩華』で『いろは』にしたかったけど、字画調べたら高飛車な女の人になるような画数だったので『葉』にしました(^_^;)
「大っきくなったらパパと結婚する〜!」
って約束、忘れないでね笑
5歳のお誕生日おめでとう♪