プレーオフ準決勝立川戦 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

プレーオフ準決勝立川戦

2月11日(土)に行われたプレーオフ準決勝立川戦は1−5で敗戦し、プレーオフは敗退しました。

 

今シーズン目標にしていたリーグ優勝はここで終わりを迎えました。

今シーズンは、自分達が積み重ねてきたものを出せた部分と出せなかった部分が顕著だったように思います。

 

出せた試合は良い試合が出来、勝つことが出来た。

 

出せなかった試合は、良い試合は出来ても勝つことが出来ない。または、全く良い試合が出来なかった。

 

その差が激しかったように感じます。

 

立川戦も試合の入りはやや固かったです。

 

底辺でのロストから決定的なピンチを迎えたり、変な失い方をしたりしました。

 

しかし、それでもイゴールが体を張って止めてくれたり、いつも以上にトランジションの戻りは速かったです。

 

少しずつ時間が経つにつれ、集中してゲームに入っているように感じました。

 

ただ、この大事な試合で今シーズンずっと言い続けて、改善してきた自陣でのロスト、底辺でのロストが出てしまったのがチーム力なのかなと思いました。

 

失点してもおかしくないロストが何度もあったのは、単純な判断ミスなのか。技術ミスなのか。この舞台での緊張なのか。何なのか。理由は分かりませんが、選手達が若干緊張しているようには感じました。

 

大舞台に慣れていない。見ていてそんな感じがしましたね。

 

これが近年、リーグタイトルやカップ戦のタイトル争いから遠ざかっていたチームが久しぶりのプレーオフへの挑戦権を得たことによりもたらされた悪い側面なのかなと。

 

単純に開き直ってやるだけだと。「リーグ戦とは違う1発勝負だから思いっきりやろう!!」と1週間ずっと言い続けて来ましたが、やはりそんな簡単なものではなかったですね。

 

そんな中でも前半を0−0で終えられたことは非常に良かったです。

 

ハーフタイムにもう一度やることを整理しました。

 

定位置、セットプレー、トランジション、前半に起きたことを踏まえ、また再度狙いどころを整理し、自信を持って選手達を送り出しました。

 

前半で緊張もやや取れ、雰囲気にも慣れたように選手達の顔つきも見て感じました。

 

後半は全てを出し切って欲しいと。

 

その為の準備はして来たと。

 

後半の立ち上がりにセットプレーから得点し、1−0でリードすることが出来ました。

 

ただ、このリードをすぐに追いつかれてしまったことが本当にもったいなかったです。

 

相手のディアゴナルの動きにマークがついていけなかったのと、うちの逆アラが絞り切れなかったこと。

 

相手のパス・コントロール・シュートが上手かったこと。

 

相手の素晴らしいゴールでしたが、うちのDFが個人も集団も組織も甘かったですね。

 

しかし、それでも1−1に追いつかれただけ。

 

もっとリードする時間を長くしたかったですが、同点に追いつかれたのは仕方のないこと。

 

切り替えて試合にまた入るだけでしたが、次のゴールも立川に入ってしまいました。

 

キックインからゴール前で合わされての失点。

 

この失点が痛かったです。

 

うちのFIXOの目の前で触られての失点。

 

常々、FIXOには相手のPIVOにボールを触らせないことが優先順位の第1位だと言い続けて来ましたが、ここでも先に触られての失点。

 

言い続けて来たとしても選手達がピッチ上で表現できなければ意味がない。

 

伝わっていない。と感じた場面でした。

 

それらは、私の責任であり、悔しさしかなかったです。

 

3失点目は1人退場した数的不利な状況での失点。

 

失点まではよく守っていたのですが、相手の配置が2−2から1−2−1に変わったことに対応できず失点。

 

その直後にパワープレーをし、PKを得ましたが、PK失敗。

 

これが試合の勝敗を分けた場面だったと思います。

 

勝負に「たら・れば」はありませんが、入っていたら、2−3で残り3分弱。立川は5ファウル。

 

まだ、同点・逆転の可能性はあったと思います。

 

PKが決まったら、これをやろうと考えていましたが、決まらず2点差のままだったので、パワープレーを続行し、パワープレー返しで2失点。

 

結局は1−5で敗戦しました。

 

結果は変わりません。

 

「たら・れば」をつければいくらでも、逃げ道はあります。

 

しかし、逃げても仕方ないです。

 

この敗戦を受け入れて、Fリーグ2022-23は第3位という結果を受け入れたいと思います。

 

長い長いシーズンでした。

 

まだ、全日本選手権がありますのでシーズンは続きますが、ひとまず一区切りだと思っています。

 

・勝たなければいけない試合で勝つことが出来なかった。

 

・勝負どころで自分達の全てを出し切る力がまだなかった。

 

この2点は大きな反省点であり、来シーズンへの課題だと思っています。

 

良かった部分は、プレーオフに進出し、緊張感ある1発勝負の機会を多くの選手達が経験できたこと。

 

フル代表、Uカテゴリーの代表へ選手が選出されたこと。

 

チームにとっても、選手にとっても得難い経験が出来たシーズンだったと思います。

 

タイトルを取れていないので満足なシーズンではなかったですが、「強い浦安の復活」の片鱗は見せられたのかなと思っています。

 

今シーズンFリーグ22試合とプレーオフ1試合。

 

会場、ABEMAでたくさんの観戦・応援、ありがとうございました。

 

明日からプレーオフの決勝戦が駒沢で始まります。

 

その舞台に立てないのは非常に残念ですが、名古屋vs立川の素晴らしい試合を期待しています。