第22節大阪戦 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

第22節大阪戦

2月3日(金) ホームバルドラール浦安アリーナで行われたFリーグ第22節大阪戦は1−5で敗戦しました。

 

Fリーグ2022~23最終節、ホーム最終節を勝利で終えることが出来ず、本当に悔しい気持ちで一杯です。

前節の北九州戦に続いての敗戦。連敗。

連敗だけはしたくなかったのですが、勝つことが出来なかったです。

この試合は、立ち上がりは良かったと思います。

 

何度も決定機を迎えましたが、決めることが出来ず。

 

PKも止められ、流れを大阪に持って行かれたように感じました。

 

キックインから先制点を奪われ、その直後に定位置守備のマークミスからもう1失点。

 

この連続失点が非常い痛かったです。

 

連続失点をした場合、私が出来ることと言えば、タイムアウトをとって一度試合を切り、気持ちをリセットさせること。

 

または、その時に出場した選手達を全員、変えること。が挙げられますが、この場面ではあえて何もしなかったです。

 

その時にピッチに立っている選手達を信じました。

 

と言うより、「なんとかしてみろ」と言う想いの方が強かったです。

 

「1点取られたくらいで動揺するな。2点取られたからってこの世の終わりのような顔をするな」

 

ピッチから、相手から、状況から、点差から逃げて欲しくなかったです。

 

そのような想いで私は彼らを信じ、ピッチへ立たせました。

 

ここからは私の持論ですが、フットサルにミスはつきものです。

 

ミスしない選手はいません。どんなに素晴らしい選手でもミスはします。

 

ミスを怖がったらプレーは出来ません。ずっと安全なプレーに終始していても何も生まれません。

 

だからこそ、どこでだったらミスをして良いか。

 

これは毎回の練習、試合でずっと伝え続けています。

 

自分達のプレーモデルは何か。監督は何を求めているか。チームが勝つ為にしなければいけない自分の役割は何か。

 

具体的に伝えています。

 

しかし、それでも、頭では分かっていても出来ない。ミスをしてしまう。それはこのスポーツをしている限り起こることです。

 

ただ、非常に難しいのは、試合の勝敗にかかわるミスを何度も繰り返したり、失点に直結するミスを繰返されると試合に出しづらくなります。

 

なぜなら、我々のいる場所はトップリーグであり、育成カテゴリーではないからです。

 

試合の結果のみが評価される場である以上、結果が最も重要視されます。

 

私達のチームには20名の選手がいますが、14名しか試合登録されません。そこから5人しかピッチに立てません。

 

ベンチにも入れない。ピッチにも立てない選手が何人もいます。

 

みんな大事な選手です。できることなら、全員試合に出させてあげたい。チャンスを与えたいといつも思っています。

 

しかしながら、それは出来ません。

 

だから、練習で競争します。まずは、メンバーに入る為に。そして、試合に出る為に。

 

そうして勝ち取ったピッチに立って試合をするという権利は選手達にとっては誇らしいものであり、自信へとつながると思います。

 

そして、ピッチへ立つということは立てない選手達の想いやチームへの責任、自覚、覚悟、重圧、緊張などなど色々なものを背負います。

 

ファン・サポーターの皆さん想いやスポンサーさんの期待も含め、本当に色々なものを背負ってピッチに立ちます。

 

だから、緊張したりとか、凡ミスをしたりとか、してる場合ではないんです。

 

本来であればそんなことはしてはいけない。常に自分のベストをピッチ上で表現しないといけないのです。

 

調子が良いとか悪いがあってはいけないのです。常に調子は良い状態でいないといけないのです。

 

そこまで準備するのがプロであり、そこが最低限の試合でのやるべきことなのだから。

 

さらに試合では、それ以上のことを求められます。

 

勝つためのプレー、勝つためのゴール、アシスト、勝利と言う結果に直接つながることを求められます。

 

それらが出来なかったら試合に出ることは出来ません。

 

話を戻しますが、うちの選手達はそこまでして勝ち取った試合に出るという権利を試合になって自分から手放してしまっている場面が何度もあります。

 

チームの勝利から遠ざかるミスを何度もしてしまった場合、試合に出ることは難しくなります。

 

それは私が厳しいとかではなく、そのようなミスを何度もしている選手を起用することは出られない選手達にとっては非常に失礼なことだからです。

 

私は選手を公正に見ています。

 

全員を信頼しています。だからこそ、厳しくもなります。

 

その厳しさが重圧や不安となり、緊張へつながり、ミスへとつながる可能性があることも重々承知しています。

 

ですが、私が求めているのは、選手達にも普段から伝えているように日本を代表する選手になって欲しいと思っています。

 

選手でいる以上、全員に日本代表を目指して欲しいと。勝手に自分は無理だとか、目指していないだとかの線引きをして欲しくありません。

 

やるからにはトップを目指す。

 

それはずっと監督に就任して以来、伝え続けています。日本代表になる為にまずクラブで結果を出すこと。それは絶対です。

 

今は、リーグ戦の上位のチームからしか代表選手は呼ばれなくなりました。

 

クラブで結果を出さないと代表の可能性は限りなく少なくなります。

 

そして、代表に呼ばれても候補選手のままで終わるのか。正規の選手となりアジアカップやワールドカップの舞台に立てるようになるのか。

 

そこでもまた競争があります。

 

代表は誰も次が約束されている選手はいません。

 

その時、その時にベストパフォーマンスを発揮できないといけません。代表チームのモデルのもとに。

 

チームと求められている役割やポジションが違うから、良いプレーができなかったらそれまでです。2度と呼ばれることはないと思います。

 

それくらいの重圧や緊張感の中で常にベストなプレーを発揮できるから代表選手なのです。

 

いつ呼ばれてもベストなパフォーマンスを発揮できるようになる為にどうしたら良いかと言うと、クラブの日常でそれをやり続けるしかないと思います。

 

クラブの日常とは練習、試合(Fリーグ)なのです。Fリーグの試合で凡ミスを繰り返すプレーをしている選手、チームを勝利へと導けない選手が代表に呼ばれる訳がありません。

 

私がクラブでも求めているのはまさにそこの部分なのです。

 

長くなりましたが、では大阪戦はどうだったかと振り返ると。

 

悪い内容ではなかったと思います。

 

ですが、代表に呼ばれるようなプレーをしていた選手が何人いましたか?

 

普段の練習で選手達を毎日見ている私にとっては、全く物足りなかったです。

 

もっと出来るのに、なぜ出来ない。

 

そこには私の責任もあるのだと感じています。

 

もっと良いパフォーマンスを引き出すにはどうしたら良いのか。チームを勝たせる為に何をしたら良いのか。

 

選手と一緒に私もピッチの脇で表現しなければならなかったです。

 

そこが出来なかったのが大きな反省点です。

 

なので、大阪戦はチームとして質が高くなかった。

 

やりたいフットサルは出来ていましたが、やるべきフットサルは出来ていなかった。

 

勝つためのフットサルが出来ていなかったです。

 

プレーオフが決まってから2連敗。

 

正直、痛い敗戦となりました。

 

しかしながら、プレーオフへ行くことは決まっています。

 

そこで何が出来るのか。

 

どうしたら勝てるのか。

 

勝つ為には何をするのか。

 

この1週間、それらを考え、追求してきました。

 

これまで積み重ねてきたものの上に、さらに大事なものを積み重ねることが出来たと思っています。

 

明日のプレーオフ準決勝第1戦、必ず勝利出来るよう、全員で全力で闘います。

 

明日も応援、観戦をどうぞ宜しくお願い致します。

 

2月11日(土)

14:30〜キックオフ

vs立川アスレティックFC

駒沢体育館