第19節北九州戦
12月19日(日)HOMEバルドラール浦安アリーナで行われた北九州戦は5−3で勝つことが出来ました。
前日の土曜日からバルドラール浦安アリーナで日本女子Fリーグのセントラル開催がされていたこともあり、この日は女子チームのラス・ボニータスとの共同開催でした。
私達の試合前にラス・ボニータスは神戸に4−0で快勝し、ホームバルドラール浦安アリーナの雰囲気はとても良かったです。
コロナ禍でまだ入場制限、応援制限がある中でしたが、多くの方々に足を運んで頂き、たくさんの手拍子、太鼓の音、ゴールや良いプレーに対しての拍手が本当に嬉しかったです。
会場の雰囲気が確実に選手の背中を押してくれたと思っています。
試合は第1ピリオドを2−0で折り返すことが出来ました。
第1ピリオドは自分達がこの試合に向けて取り組んで来たことを攻守共にピッチ上で多く表現できていました。
もちろん、細かなエラーはありましたが、全体を通して相手の強力なPIVOに対して良い対応が出来ていたと思います。
そして、柴山、滝田のゴールはとても素晴らしいゴールでした。
柴山は少しずつ出場時間も長くなり、PIVOとしての役割をピッチ上で表現出来るようになって来ました。
まだまだ、課題もたくさんありますが、これからの更なる成長を期待しています。
滝田の浦安へ移籍してからホーム初ゴールも非常に良い時間帯での素晴らしいゴールでした。
第2ピリオドは北九州の強度の高いプレーに徐々に苦しめられて行きました。
北九州がGKを上げてきての攻撃参加は、スカウティングでも共有をしていましたし、対応についても共有をしていましたが、なかなかうまく対応することが出来ませんでした。
そこが試合と練習の違いであり、練習でやって来たことを試合で出すことの難しさでもあり、相手が変わるだけで同じことが出来ないというのはまだまだ力不足と言わざるを得ないと思います。
もっと練習から反復して取り組み、練習で取り組んだことを全て試合のピッチ上で出せるように今後も積み重ねて行きたいと思います。
また、この試合の為に準備して来たことが出せなかった部分はPIVOへの対応も同じでした。
北九州の強力なPIVOに対してどう対応するかは、練習でも多くの時間を割いて取り組んで来ました。
選手達も頭ではわかっていたと思いますし、練習でも良い対応が出来ていたので、出来ないということないはずでした。
しかしながら、試合では出来ずに失点。
1失点目の反転シュートは確実に止めたい場面でした。
北九州のPIVOの反転がうまかったこともありますが、止められないものではなく、私は止めなければいけないものだったとういう認識でいます。
2−0が2−1になったことは北九州に勢いをもたらすゴールとなりました。
2−0を3−0にすることが出来るチャンスがあったのを決められず、逆に1点差に迫られたことはゲームを難しくしました。
その後ディドゥダのFKから再び2点差にすることが出来ましたが、勢いに乗った北九州のプレーをうちはファウルで止めざるを得ない状況が続き、残り7分近くを残して5ファウルとなりました。
5ファウルになり、球際で強くいきづらくなり、こぼれ球が北九州ボールになることが増え、徐々に耐える時間が増えていきました。
ただ前がかりになる北九州の背後は空いてきたので背後のスペースを使えばチャンスになると感じていましたし、実際に何度かプレスを回避し、決定機を作りましたが決め切ることが出来ず、より苦しい展開へとなっていきました。
そして、トランジションからの失点。
相手パワープレーからの失点。
北九州のパワープレーも何をしてくるのかわかっていましたし、それに対応するトレーニングも重ねて来ました。
それでも対応することが出来ず、失点。
北九州がうまかったと言えばそれまでですが、あの失点も対応し防げるものだったと感じています。
その後、うちもパワープレーをし、長坂のゴールで4−3。
再度パワープレーをして来た北九州のパワープレーを加藤が返し、5−3。
なんとかギリギリで勝つことが出来ました。
本来であればうちがパワープレーをすることなく、北九州のパワープレーを防ぎ、3−2のままで試合終了か、パワープレー返しをしての試合終了が理想でした。
ただ、パワープレーは相手もリスクを背負って攻めてくるので失点する可能性はありましたが、事故のような失点と崩されての失点は違うと思います。
北九州のパワープレーは非常に整理されていて、一か八かのプレーは少なく、より各自にゴールを奪える選択をしてくるという印象でした。
だからこそ、しっかりと練習通りに対応すれば防ぎ切れると思っていました。
その中で一か八かのプレーで失点してしまったら仕方ないと。
シューター、左利き、PIVOと適材適所に配置されたシステムと効果的な戦術。北九州のパワープレーの脅威は間違いなくありましたが、そのパワープレーを防ぎきり、1点差で勝つことが出来たら、より自分達の成長を感じられたと思いました。
結果として、勝つことが出来ましたが、勝つべくして勝つことが出来たかと言えば、やや違ったかなと。
結果が全ての世界にいるので勝つこと以上に正しいことはありませんが、勝つことと同じくらい積み重ねて来たものをピッチ上で表現することは大切だと私は思っています。
何が出来て、何が出来なかったのか。なぜ出来て、なぜ出来なかったのかを追求すること。
出来たことを更に伸ばし、出来なかったことを修正し、改善すること。
それが選手、チームの成長に着実につながると思います。
ブレずに積み重ねていきます。
男女共同開催で勝利することが出来、本当に良かったですし、ホッとしました。
この週末は、プリメーロも、ラスボニータスも、セグンドも、テルセーロも勝つことが出来ました。
試合があった全カテゴリー勝利という、バルドラール浦安ファミリーにとっては嬉しい週末となりました。
今週もたくさんの応援ありがとうございました。
次節は明日、12月22日(水)vsすみだ
明日もホームゲームとなります。
中2日でのタイトな日程となりますが、明日も勝利を目指して取り組んでいきます。