第17節大阪戦 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

第17節大阪戦

12月5日(日)に行われた大阪戦は5−4で勝利することが出来ました。

 

勝つことは出来ましたが、第1ピリオドは4−0と大きくリードしながら第2ピリオドに4−4まで追いつかれたことは大きな反省点であり、課題が残ったゲームとなりました。

第1ピリオド自分達がこれまで積み重ねてきたものを攻守共にピッチ上で表現することが出来ました。

 

トランジションからのゴールが2点。セットプレーからのゴールが1点。OWNゴールとなりましたが、サイドからの仕掛けで1点。

 

DFも前からのプレスが機能し、ボールを奪える回数が多かったです。

 

素晴らしい第1ピリオド終えることが出来、ハーフタイムを迎えました。

 

ハーフタイムで選手達に伝えたのは、「素晴らしい前半だった。ただ自分達が20分で4点を取ることが出来たと言うことは、相手も取ることが出来る。決して油断せずに残り20分を戦おう。」と。

 

そして、その上で大阪がやってくるであろうことに対して細かな確認をしました。

 

確認をした中での第2ピリオドでしたが、大阪のGKを上げてきての定位置攻撃に非常に苦しめられました。

 

サイドに1対1を仕掛けられる11番、9番を配置し、中央に10番、セカンドポストに19番と攻撃的な選手を配置し、大阪からすると押し込んだ状態からの攻撃開始。浦安にとっては押し込まれた状態からスタート。

 

私はこの状態が嫌だったので相手陣内で大阪のGKにプレスをかけ簡単にハーフを越えさせないようにと、越えられとしても相手に優位な状況でのスタートにならないようボールに寄せさせたかったですが、なかなか寄せることが出来ず。

 

押し込まれる時間帯が続きました。

 

ただ、ハーフタイムにもう一つ伝えたのが、「第2ピリオドは時間を進めることが大事だ」と4−0のリードのままで良いから時間を進めること。DF時には相手がパワープレー、GKを上げてくることが予想されたのでボールを保持させて時間を使わせて良いと。そこが選手達に若干の迷いを与えてしまったかなと。

 

「GKにプレスをかけ前進させないこと」と「時間を消費させたいこと」が結びつかず、矛盾して感じてしまったのかなと。

 

GKにプレスをかけまず前進させない。前進された場合はパワープレーと同じようにボールホルダーに対して常に旋回する。

 

サイドでさらされた場合は、縦にカバー、逆アラが絞ってPIVOも絞る。

 

全く問題なく対応できると思っていましたが、対応を仕切れなかった。

 

その一つはまず大阪のGKを上げての5対4がパワープレーではなく4対4に変わっているにも関わらず受け身のDFをしてしまったこと。

 

ボールホルダーに対してカバーがいるのだからもっと強く寄せるべきところを寄せられなかったこと。これが大きな問題でした。

 

二つ目は大阪のアイソレーションをした11番と9番がそれぞれ利き足と逆足、しかもワンステップで素晴らしいボールをセカンドポストに飛ばしたこと。うちのカバーが間に合わないタイミングでセカンドポストに飛ばされたこと。またカバーのポジションに人がいたのにボールを触れないくらい速いシュートパスを飛ばされたこと。

 

予想外の素晴らしいボールを飛ばされことでより寄せられず受け身のDFになってしまったのかなと。

 

5対4からGKが下がり4対4の状況になっていることを選手達がピッチで気づくこと、そして状況に応じたプレーを選択することが出来なかったこと。ここが大きな反省点であり、課題だと思いました。

 

それは、一概に私の準備不足でした。

 

5対4のDFでのトレーニング。パワープレーのDFのトレーニングはもちろんしてきましたが、パワープレーではなく、GKが上がってきた時の対応のトレーニングは足りていなかったと感じました。

 

4−4に追いつかれたことはチームにとって大きなショックでしたが、最後にタイムアウト後のセットプレーでディドゥダが豪快なゴールを決めてくれて5−4で勝つことが出来ました。

 

4−0で勝っている時のゲームの進め方。リードを保ってゲームを安定して進めること。それがこの試合で浦安にでた課題でした。

 

これまで前半を4−0でリードするなんて試合は一度もなかったので、このリードを守るのか、5点目を取りに行くのかもっとはっきりとしたメッセージを伝えるべきだったと私自身、猛省しています。

 

現に5点目を取るチャンスも何度もあっただけにそこを決め切ること。

 

リードを保ちながら試合を進めること。

 

この試合で学んだこと、気づかされたこと。勝ちながら修正できること。

 

本当に勝てて良かったと思います。

 

選手達に感謝です。

 

これで4連勝することが出来ました。

 

連勝できたことはとても喜ばしいことですが、これまで同様にブレずに変わらず1戦1戦100%で取り組んでいくこと。

 

慢心することなく、ピッチ上でこれまで積み重ねてきたものをこだわって全て表現すること。

 

そして、勝つことが理想だと感じています。

 

次のゲームは明日12月8日(水)です。

 

中2日のタイトなスケジュールですが、ホームバルドラール浦安アリーナでの試合。

 

勝利して、ファン・サポーターの皆さんと一緒に勝利の喜びを分かち合えるよう全力で戦います。