第12節湘南戦 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

第12節湘南戦

11月6日(土)に行われたAWAY湘南戦は1−9で敗戦しました。

 

大敗でした。

 

このような結果になったのは、選手起用、戦い方を決め、実行させた監督である私の責任です。

 

いつもバルドラール浦安を応援して下さっているファン・サポーターの皆さんには大変申し訳なく思っております。

 

ただ、私自身もこのような大差の結果になるとは思ってもおらず、試合終了後はなかなか現実を受け入れられなかったです。

 

前半の10分までは私達のゲームだったと感じています。

 

先制点を取れるチャンスは何度もありましたが、決め切ることが出来ず。この時間帯に先制点を奪うことが出来たらもっと違った展開になったと思います。

 

決めるべきチャンスを決め切ることが強いチーム、勝つべくチームの必須条件だと感じています。

 

少しずつ湘南のカウンターからのピンチもあり、10分過ぎに個人で突破されて失点。

 

立て続けにサイドでの1対1で突破されて失点。同じように形から2連続で失点をしてしまいました。

 

この試合のポイントは「湘南の個の対応とトランジションへの対応」でした。

 

湘南は特に難しいフットサルをやる訳ではなく、シンプルに相手陣内にボールを運び、1対1からのフィニッシュとボールを奪ってのカウンターが特徴のチームです。

 

個人をどう抑えるか。湘南のカウンターをさせないこと。マイボールの失い方を気をつけること。

 

その2つがこの試合の大きなテーマでしたが、そのうちの1つ。個人で負けてしまい、連続失点をしたこと。

 

この試合のゲームプランが崩れ始めました。

 

しかし、2点差なら、まだなんとかなると思っていたので、タイムアウトを取り、間を取ると共に選手達に檄を入れました。なぜ、檄を入れたかと言うと1失点目もそうでしたが、DFのボールホルダーへの距離が遠いのと球際で全く戦えていない。相手にDFで全く脅威を与えられていないと感じたからです。

うちは何度も言っていますが、DFのチームです。DFのチームがボールプレスへの距離が遠く、撤退のスピードが相手よりも遅く、球際で相手より強く戦えないとなると何も機能しません。

 

もう1度、自分達の強みを思い出させることと、闘志を引き出させることが目的でした。

 

しかし、タイムアウト後にカウンターからの失点。

 

このカウンターも失点を防ぐことが十分出来た局面でした。

 

ドリブルで運んでくる湘南の選手に対して何も抗えない浦安の選手、ボールをクリアすることも寄せることも、ファウルをすることも出来ず、やすやすと3失点を喫してしまったこと。

 

この3失点目がゲームプランを大きく崩すこととなりました。

 

3連続得点で勢いに乗る湘南。3連続失点で意気消沈の浦安。

 

このような展開になることは全くの予想外でした。

 

ゲームプランは大きく崩れ、何か手を打たないとこのままズルズル行くと感じました。

 

そこで流れを変える。流れを切る為にパワープレーを選択しました。

 

目的はボールを長く保持すること。あわよくば1点を取ること。パワープレーには自信を持っていたので、湘南のパワープレーの守備の隙をついてゴールを決めることは十分可能だと思っていました。

 

しかし、ボールを奪われパワープレー返しをくらい4失点目。パワープレー返しをされるリスクも頭の中にありましたが、あんな簡単にボールを失い失点することは思いもしなかったです。

そこは、私の考えの甘さだったと思います。

 

その後もパワープレーを継続しましたが、ラストパスが相手にぶつかり、不運なところにこぼれ、パワープレー返しをされ5失点目。前半で0−5はゲームが決まってしまいました。

 

0−5になった時点でパワープレーは止め、通常のプレーに戻しました。

 

流れの中からの3失点、そしてパワープレーでの2失点、計5失点とも全てうちの主力選手達が出ている時間帯に取られてしまいました。

 

私が自信を持って送り出した選手達が5失点全てに絡んだこと。選手達自身も「こんなはずではなかった」と感じていたとは思いますが、私が彼らに出来ることはもっとあったと思います。

 

3失点をした時にパワープレーを選択するのではなく、主力全員を一度ベンチへ下げ、違うセットでゲーム進め、彼らに気持ちをリセットさせる時間を与えるべきだったと。そこは私の判断ミスでした。

 

私としては、3失点した時点で主力を変えるのではなく、自分達で招いたこの状況を自分達でなんとか打破して欲しいという想いの方が強かったので変えることはなく、使い続けました。

 

彼らには自分が中心選手だという自覚があると思いましたし、経験もある選手達だったのでなんとか良い流れに引き寄せることが出来ると信じていましが、流れを引き寄せることは出来ず、逆に飲み込まれました。

 

そこは、まだまだ、うちの主力とは言え、流れを完全に引き戻す圧倒的な力はなかったということであり、そこは今後圧倒的な存在を目指すべく、取り組んでいくしかありません。

どんな相手にも自分達のフットサルが攻守共に出来、流れを強引に持ってくる圧倒的な力はまだまだ足らない。

 

もっともっと一緒に高みを目指していかなければならないと再認識しました。

 

また、5失点後に出場させた10代の若い選手達は、よくやってくれたと思っています。

 

湘南の選手達に物怖じせずプレーしていました。

 

もちろん、まだまだ技術的にもフィジカル的にもメンタル的にも物足りなさはありますが、あの難しい状況でゲーム進めることができたのは大きかったです。

 

10代の彼らを出場させたことは、記者会見でも話した通り、ご褒美でも試合を投げた訳でもありません。

 

彼らは実力でこの試合のベンチ入りメンバー14名の枠を掴んだ訳であり、個々のプレーは十分Fリーグでやれるレベルです。経験を積ませることで大きく成長することは間違いありません。

 

主力を休ませ、リセットさせる時間を作りたかった。その為にゲームを進めること。攻守において良いプレーがあり、上手に時間を進められたと思っています。

 

前半終了間際に相手ゴレイロのスローをヘッドで流され失点した6失点目は全くいらない失点でした。

 

これはうちのゴレイロとFIXOに入った選手で解決しなければならない場面であり、十分解決出来る場面だと思います。

 

やや緩慢なプレーだったと思いますし、何点差がつこうがしっかりとプレーをし続けなければならない。それが出来なかったのは非常に残念でした。

 

0-6でハーフタイムを迎え、私が選手達に伝えたのは、「前半は忘れて良い。0-0からのスタート。

後半は勝ちに行こう。何よりもっと魂を込めて戦おう。特に球際で負けることなく。勇敢に戦おう」と伝えました。

 

前半と別のゲームをしようと送り出しました。

 

しかしながら、やはり0−6というスコアは頭の中にあったと思いますし、なんとかしなければという想いが各選手達は強かったと思います。

 

結果として後半も1−3で負け。結局は1−9の敗戦となりました。

 

冷静に試合を振り返っての湘南と浦安との差は点差ほどの差はないと思っています。

 

ただ、この結果をしっかりと受け止めて、何が足りなかったのか。何をどうしたら勝てたのか。しっかりと向き合って行きたいと思います。

 

私も反省する部分が多々あった試合。

 

決してこの試合を忘れずにしっかりと自分の記憶に刻み込み、二度と同じような試合をしないようにしていきたいと思います。

 

久しぶりに長くなりましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

今週はホーム浦安でのゲームです。

 

11月13日(土)13時15分キックオフ

vs立川・府中アスレチック

会場 バルドラール浦安アリーナ

 

ホームで勝てるよう全力で臨みます。