感謝
本来であれば、本日より2020-21シーズンの活動がスタートするはずでしたが、新型コロナウィルスの影響により、5月6日までの活動自粛の為、スタートすることは出来ていません。
今後の新型コロナウィルスの感染状況、社会情勢等にもよるかと思いますが、私個人としては、5月6日以降も活動するのは現状では難しいのではないかと思っています。
今は何よりも人命が第一優先です。
1日でも早くこの非常事態が収束することを願いますし、1人でも多くの尊い命が失われずに済むことを願います。
その為にもそれぞれが感染しない為の行動を取り続けるしかないです。
感染しない為の行動を取り続けていたとしても、いつ、どこで、どのようにして感染したか分からないくらい感染力があるのが、今回の新型コロナウィルス。
いつ自分が感染してもおかしくないという危機感を持つことが大事だというのは、皆さん分かっていることだと思います。
ただ、毎日危機感を持ちながら生活するのは、心の負担が大き過ぎます。
先の見えないトンネルほど怖いものはないです。
いつ終わるのか、いつ出口が見えるのか。
いつ終わるかわからない不安をずっと持ち続けるのは本当に辛いですね。
終わらない不安なものに初めて直面したのかもしれません。
こういう時こそ、自分をしっかりと持たないといけないのだと、自分に言い聞かせています。
私より大変な方々がたくさんいる。
この感染症に対して最前線で奮闘されている方々には、本当に感謝しかありません。
皆さん自身も感染のリスクがある中、人の為、社会の為に奮闘している方々がいる。
それだけで勇気がもらえますし、自分も微力ながら1日でも早く収束する為に協力できることは、協力したいなと思っています。
だから、家にいます。
それが今、人の為、社会の為に自分の出来ることだと思うから。
そして、そんな状況にもかかわらず、今シーズンもasics様にサポートして頂けることになりました。
引退して4シーズン目にもかかわらず、選手の時と同様にサポートして頂き、大変光栄ですし、大変感謝しております。
asics様とは、今シーズンでお世話になって16年目となります。
昨シーズンの前にもFacebookに同じようなことを載せましたが、今シーズンが本来であればスタートするこのタイミングで改めてブログに書かせてもらいました。
asics様とは16年前、まだFリーグが出来る前の関東リーグ時代、私がFIREFOXに所属していた頃から、長くお付き合いをさせて頂いております。
きっかけは、当時は対戦相手でもあり、日本代表の大先輩でもあった前田喜文さんと前田さんの代理人をされていた角田さんにご紹介して頂いたところから始まりました。
asics様の私を担当して頂いた方は、この16年で4人の方に担当して頂きました。
皆様、本当に親身になってサポートして頂きました。
試合会場にいらしてくださり、シューズのフィット感や気になるところを細かく聞いて下さり、次のシューズに活かして下さりました。
また、フットサル以外のことにも色々と相談に乗って頂いたり、私の現役最後の試合後には大きな花束を頂きました。
選手と担当者という枠組みを超えて皆様と1人の人としてお付き合いをさせて頂けたことに本当に感謝しております。
シューズに関しては、私はasicsが1番良いと思っています。
と言っても、この16年間日本代表以外では、asicsしか履いていないので他のメーカーのことは、あまりわかりませんが。
一度、他のメーカーさんから、『ぜひ、うちのシューズを履いて欲しい』と言われたことがありました。
契約の条件は、当時にしては、とても良い条件だったと思います。
しかしながら、私はasics様にお世話になること以外は考えていなかったので即答でお断りをさせて頂きました。
その際に、『なぜ、そんなにasicsにこだわるのか?』と聞かれました。
私は『安心感が違う』と答えました。
フットサル選手にとって、シューズは、最も大切なものだと思います。
ボールを蹴る、止めるだけでなく、走る、止まる、飛ぶ、切り返す、色々な役割を担うのがシューズであり、その差で勝敗を決めることもありました。
だから、シューズは、自分が1番安心しては履けるものが良いと。
シューズを選ぶ時の基準は、人それぞれで、デザイン、サイズ、重量、価格などなど色々とあると思います。
私もasicsに出会うまでフットサルシューズに対しての細かなところまで正直気にしていなかったです。
ですので、幅広の足なのに、細いシューズやデザインでシューズを選んでいました。
担当者の方々と話をしていて、皆様がずっと口にされていたのは、『プレーのパフォーマンスを上げることと怪我をしないで長くプレーをして欲しい』という部分。
そこは、asics様にお世話にならなければ気づかなかったことかもしれません。
そこに20代の頃に気づけたことは大きかったです。
また、asics様が、Fリーグのスポンサーをされていた頃、Fリーグ各クラブにasicsを履いている選手が多々いました。
少しずつその人数が減っていき、asics様がFリーグのスポンサーを降りられてから、ほとんどいなくなりました。
私は、その頃に担当者の方とお話をさせて頂いた時のことを今でも良く覚えています。
『私どもがサポートする選手を決める時に大切にしているのは、人間性。活躍している。いないはもちろんだが、それ以上にフットサルにどう向き合い、どう取り組んでいるか。こちらが長いお付き合いをしたいと思えるかどうかが大事である。だから、会場に頻繁に足を運ぶし、色々な選手と話をする』と。
あの時の言葉は、とても印象深く残っています。
Fリーグが出来て、14シーズン目。
色々なメーカーさんがシューズを作り、多くの選手が色々なシューズを履いています。
各メーカーさんにサポートして頂いている選手も多々います。
浦安にも何人もいます。
フットサル選手の価値が少しずつ上がり、露出が増え、メーカーさんにとってもサポートする価値があるから、サポートして下さるのだと思います。
シューズだけでなく、色々な面でサポートしてくれる企業さんが増えたこと。
それ自体は、Fリーグが出来て、良かった部分だと思います。
しかしながら、それらのお付き合いは、現役を終えた後もお付き合いを続けられる関係性ですか?ずっと続いていく関係性ですか?
今だけを考えるのではなく、今とこれからをぜひ、考えて欲しいです。
サポートして頂けることは、当たり前ではないです。
メーカーさんの商品を頂けることは、当たり前ではないです。
フットサル選手の価値が少しずつ上がったとは言え、世間からすれば、まだまだフットサルの認知度も、フットサル選手としての知名度も露出度も他の競技、選手からしても少ないものだと思います。
特に今回のように生命の危機に直面した時、スポーツの力は計り知れないのにスポーツは二の次になってしまいます。
人々が健康で、社会が安全で安定しているから、スポーツは成り立つ。
東京オリンピックの延期や各スポーツのメジャーな大会、試合が軒並み延期や中止になっている中で、フットサルのスポンサーになってくれる方々がいる。フットサル選手を応援しようと手を差し伸べてくれる各企業の皆さんがいて下さることは、当たり前のことではないです。
だから、自分達の現状を見極めて、今一度謙虚な気持ちを忘れずに、自分や自分達をサポートして頂けていることに感謝するべきだと思います。
それは、スポンサーさんだけでなく、フットサルを応援して、支えてくれる全ての方々に対して感謝の気持ちを持つことは必要なことです。
それが、必ず選手としての価値をより高めていくことにつながると思いますし、選手以外の部分での人としての価値を高めることにつながると思います。
人としての価値の高い選手が、プレーや振る舞い、行動をピッチの内外で表現してくれたら、Fリーグの価値、フットサルの価値はもっともっと高くなると私は思います。
今シーズンがいつ始まるのかは何とも言えない状況の中、新しいチーム、新しい選手、新しい監督が加わり、リーグはより活性化されると思います。
活動自粛の中で、各チーム、各選手、各指導者達が今出来ることとして、YouTubeやオンライン、SNSで色々なことを発信し、行動しているのを良く目にします。
とても素晴らしいことだと思います。
それぞれがフットサル界のことを考えて、活動すること。今だからこそ出来ることを発信し、実践しているのは、とても素晴らしいです。
その流れには、若干乗り遅れているので、私も何かしようとは、考えています。
いずれにしても、開幕したら、一クラブの一監督として単純に楽しみな部分がたくさんあります。
asics様への感謝の気持ちを表現しようとしたら、とても長くなりました。
1日でも早く新型コロナウィルスが収束することを切に願っていますし、1日でも早く開幕することを願って、今は自分の出来ることをコツコツとやっていきたいと思います。
最後まで、読んで頂き、ありがとうございました。
#asics
#DESTAQUE FF