ホーム最終戦 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

ホーム最終戦

昨日行われた今シーズン最後のホームゲームvs墨田戦は1ー1の引き分け。


府中が大分に勝った為、プレーオフに進出することは出来なかった。


しかし、そのことを知ったのは試合後。


墨田に勝つこと、それだけを考えてピッチに立った。



今シーズン最後のホームゲーム。


毎回、ホームゲームは特別な場であり、1年間お世話になったホームで、浦安サポーター、ファンの皆さんと共に勝利の喜びを分かち合える場で、墨田に勝利し、最後に勝利の喜びを分かち合いたかった。


それが出来ずに、本当に悔しい気持ちで一杯。


勝つことが全てで、チームの勝利の為に自分の全てを出すことだけが、自分の役割を果たすことに繋がると思っていただけに、悔しさしかない。


そして、昨日が俺にとって、選手として最後のホームゲーム。


いつかは、この日が来るとは、思っていただけにいよいよ来たかという気持ちだった。


試合前までは、いつもと同じように、練習し、準備をし、試合に向けて調整を続けてきた。


今までの試合と同じように。


だが、やはり当日は違った。


会場に着いた時、いつものホームゲームより、明らかに人がたくさんいた。


ロビーの賑わいが普段とは全く違った。


それは、前売りチケットが完売という、前例のない状況ができ、クラブスタッフ、ボランティアの方々、下部組織の選手、スクール生などなど皆さんの頑張りが実を結んだ結果だった。




本当に嬉しかった。


皆さんの想いがとても伝わり、最高のホームゲームの雰囲気だった。


だからこそ、良い試合を、勝利の喜びをファンの皆さん、サポーターの皆さん、と共に味わいたかった。


自分が選手として、出来ることはチームの勝利の為に自分の全てを出すこと。




選手としての17年間、そこだけは、変わらずに、ブレずにやってきた。


俺には、何が出来るのか。


今、何をすべきなのか。


チームに何が必要なのか。


自問自答の繰り返しだった。


明確な答えなんてたぶんなかったと思う。


1度として、これが正解だと思ったことはなかった。


今の自分に満足することなんかなかった。


もっとうまくなりたい、強くなりたい。


その思いだけだった。


勝った時は、これで良かったのだと。


正解に近づけたのだと感じ、安堵の気持ちになり、


負けた時は、これではダメだった。


不正解だったのだと思い、くやしさともどかしさの気持ちで一杯となった。


だからこそ、この試合に勝てなくて悔しかった。


そして、そんなことを17年もやったんだなと、今振り返ると長い年月を毎週、一喜一憂できることなんて、そう人生でない。


勝つことは難しく、


勝ち続けることはもっと難しく、


優勝しタイトルをとることはもっともっと難しく、


その難しさに挑んでいった17年は、やっているときは苦しく、辛かったが、今は、それらも含めて幸せだったのだと思う。


昨日の引退セレモニーでも、クラブのHPでも述べさせて頂いたが、『自分のプレーにお金を払って観に来てくれる人がいる』ということは、当たり前ではないということ。


自分にその対価があるのか、その金額分のプレーを自分は出来、ピッチで表現できているのか。


観に来て下さった方々に満足してもらえるかどうか。


そこは、とても大切であり、


それが、出来なくなった時が引退だとずっと思っていた。


今の俺は、そのギリギリのラインにいると思う。


だからこそ、それが出来なくなる前に決断するべきなんだと。


俺がプレーしているのは、日本のトップリーグであって、お金を払って観に来て下さる方々がいるリーグ。


その価値がない選手、なくなった選手はいてはいけない場所なんだと思う。


それが日本のフットサルのレベルを押し上げるのだと、もっともっと厳しい競争が起こるのだと思うから。




また、昨日は、試合後に引退セレモニーをして頂きました。


選手のみんな、クラブスタッフ、ファンの皆様、サポーターの皆様、会場に足を運んで下さった皆様のご尽力のもと、このような素晴らしいセレモニーをして頂き、感謝の気持ちで一杯です。


深津からのメッセージ。


カズさんからのメッセージ。


そして、大輔からのメッセージ。


もう、涙をこらえきれなかったです。


たくさんの素晴らしい仲間に恵まれて、


たくさんの素晴らしいファン、サポーターの皆様に応援して、背中を押して頂き、


塩谷社長を始め、たくさんの素晴らしいクラブスタッフ、下部組織の選手達、ボランティアスタッフの皆さんに支えられて、


asics様を始め、たくさんのスポンサー様にご支援を頂き、


家族、マネージメント事務所には、俺を理解して、受け入れて頂き、


ここまでプレーをすることが出来ました。


本当に俺に関わって下さった全ての皆様に感謝の気持ちで一杯です。



小宮山コールとこの光景は一生忘れません。


まだ、リーグ戦は1試合あります。


順位は決まり、プレーオフもありませんが、最終戦も今までと変わらずに、良い準備をし、良い試合が出来るように、そして、勝てるように頑張ります!