フットサルヨーロッパ選手権2016 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

フットサルヨーロッパ選手権2016

先週よりセルビアでフットサルのヨーロッパ選手権が開催されている。




この大会はアジア選手権と同じように今年コロンビアで行われるW杯のヨーロッパ予選を兼ねている大会。


この大会のレベルの高さが尋常じゃない。


ものすごくハイレベル。


うまい、強い、速いはもちろんなのだが、何より激しい。


俺には激しさが特に目立つ気がする。


これは、絶対にファウルだろうというプレーが流される。


ファウルがファウルにならないくらい力強く、プレーが続く。


Fリーグだったら、あっという間に5ファウルが溜まるだろうなと思いながらも。


ヨーロッパの審判と日本の審判の基準が違うのか、またフットサルのルールが違うのかと言うくらい激しい。


前への推進力も、切り替えの早さも、セットプレーの精度も、ゴレイロの足元も、どれもこれもレベルが高すぎる。


これが世界基準なのか。


驚きの連続。


【スペインvsウクライナ】のハイライト映像
https://youtu.be/AH6S_bkNV90



今日から準々決勝が行われる。


対戦カードは以下のとおり。


2月8日

セルビア×ウクライナ

ポルトガル×スペイン


2月9日

ロシア×アゼルバイジャン

カザフスタン×イタリア


注目はスペインvsポルトガル。


優勝候補のスペインとリカルジーニョのポルトガル。


この試合からポルトガルはPIVOのカルディナルが戻ってくる。


世界でもトップクラスのPIVOが戻ってくるだけに、リカルジーニョの引き出しも増えそう。


ただ、スペインもフィクソのオルティスが戻ってくる。


カルディナルvsオルティス。


最強のPIVOvs最強のフィクソ。


個人的にはこの対決が観たい。きっとバチバチなんだろうな。


ただ、リカルジーニョはセルビア戦でスーパーなゴールを叩き込んでる。


まさにキレキレ。


スペインでも彼を止めるのは難しいような気もするが、きっと引き出しだらけのスペインは今までにないディフェンスシステムや定位置守備があるような気がするな。


そこも楽しみ。


【セルビアvsポルトガル】ハイライト映像。
https://youtu.be/sH0bJRnlmUE

リカルジーニョの圧巻のゴールは必見です。


また、イタリアと対戦するカザフスタンやロシアと対戦するアゼルバイジャンはサッカーではあまり強豪国とされていないが、フットサルでは、強豪国。


まあ、フットサルあるある、なのかも知れないが、その2国が強いのはブラジル人帰化選手が多いから。


ロシアも含め、カザフスタンとアゼルバイジャンはブラジル人選手が帰化して代表なるケースが多い。


以前はイタリアもスペインも。


ちなみに今度のアジア選手権の初戦で日本が対戦するカタールにもブラジル人選手がいる。


そう思うとブラジル人って本当にスゴい。


どこの国の代表にもなれてしまう力がある。


そして、そんな各国代表のブラジル人がブラジル代表にはなれないブラジル代表とは。


もはや別次元の強さ、別次元の選手の集まりなのだと思うしかない。


ボールを蹴るスポーツではどんどんスーパーな選手が出てくる国。ブラジル。


文化と言えばそれまでなのだろうが、日本がそういう国になる日が来るのか。


世界でもそんな国はブラジルしかないのだけど。


ヨーロッパ選手権を観ていて、改めてそんなことを感じた。


皆さんも、是非注目してみて下さい。


とても面白いですよ。


フットサルの魅力がいっぱい詰まっていますし、今までのフットサルの概念が壊れるようなプレーが盛り沢山です。