IBSAブラインドサッカーアジア選手権 | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

IBSAブラインドサッカーアジア選手権

昨日、代々木第一競技場の隣に立てられた、ブラインドサッカー専用の競技場にIBSAブラインドサッカーアジア選手権を観に行きました。




ブラインドサッカーは、以前八王子で行われた日本代表の合宿を見学させてもらったり、実際に自分でプレーを経験したりしましたが、実際に試合を生で観るのは初めてでした。


普段はフットサルコートに、仮設されたブラインドサッカーのコート、約2000席の観客席。


会場は日本代表を後押しするサポーターで満員でした。




試合は世界ランクで格上の中国に0ー1で惜敗。


日本は、前半からディフェンシブな戦い方を徹底し、中国の猛攻をしのぎ、フットサルでいうPivoの役割の7番川村選手だけが攻撃し、他の3人は自陣にとどまり、ディフェンスシステムを構築。

時より、5番の黒田さんが上がり、攻撃に参加していたが、黒田さんが上がった時は川村選手が戻る。

つまり、常に1人の状況。

コーラーも常に『中に4人いるぞ。
二人来てるぞ』

ボールを失いかけると、『戻れ。撤退しろ』との声。


やはり、ディフェンスを第一の目的とした戦い方を徹底しているのだなと感じました。


その理由は、中国を観て納得でした。


4番、9番、11番のキャプテン。

ドリブルの速さ、身体のサイズ、シュートの威力、本当に見えていないのかと思うくらい。


インサイドを多用するブラインドサッカー特有のドリブルであのスピード。

あのシュートは正直驚きました。

日本はその強烈な個に対して4人でダイヤモンドの形を作り、ゾーンディフェンスと言うより、スライドディフェンスで対応。


組織化された固いディフェンスでした。


また、コーナーは攻守ともに驚きました。

こうやって攻めて、こうやって守るのかと。

パスという選択肢はほぼないという考えから、組織化されたシステム。

それは、インプレー中も同じ。


見えない中で、音だけでボールを蹴る、止めるは、本当に難しい。


特に止めることは難しい。

パスが出せて、止めれて、もしくはダイレクトシュートが打てたりしたら。

ただ、難易度は相当に上がる。


ドリブルシュートがベストで、それ以外はほぼ難しいのだと感じました。

先制点をとることが出来たら、違った結果になったのかもしれないが、先制点は中国に。


そしてそれが決勝点よなり0ー1で敗戦。

惜しい試合だったけど、初戦の格上の相手に、リオパラリンピックに行くには、最低限引き分けで終わりたかったのかなと思いました。


今日の相手は世界ランクでは下のイラン。

しかし、イランは昨日マレーシアに5ー0で勝利。

そして、何より全員が中国よりも身体が大きい。


フィジカルのサイズも大きな武器になるであろうブラインドサッカーで、あのサイズで壁際でキープをされたらとれない。

今日は雨の中でも開催されるのだろうが、見えない中でボールを奪い合う為のフィジカルコンタクト。

スリッピーな人工芝のピッチ。

激しい試合になることは、間違いない。


今日は、埼玉スタジアムでA代表のW杯予選カンボジア戦がありますが、代々木でのブラインドサッカー日本代表の試合も注目し、応援したいなと思います。

俺は今日は自分の練習があるので、会場には
応援しています。

頑張れ!!日本。