墨田セントラル(第28、29節) | 小宮山友祐オフィシャルブログ「この道の先に~」Powered by Ameba

墨田セントラル(第28、29節)

4日、5日で行われたFリーグ第28、29節墨田セントラルは1勝1分けだった。


湘南には2-1で勝ち、名古屋には3-3の引き分けだった。


湘南戦は、累積警告の為、試合に出場することが出来ず、観客席から観戦していた。


名古屋セントラルでの北海道戦以来の勝利。


なかなか、勝てなかったうちにとって大きな勝利だった。


観客席から、観ていて、全員の戦う姿勢がとても見えた。


難しい試合だったが、全員が集中して最後まで戦い、勝利をもぎ取った。


勝ってくれた仲間に本当に感謝の気持ちで一杯だった。


そして、昨日の名古屋戦。


王者名古屋に勝つには、あの戦い方がベストだったのだと思う。


怪我人が多いチーム状況、連戦での疲労、その他、色々なことを考えて監督が下された決断だったのだと思う。


選手はその監督の決断に対して、全力でプレーするだけ。


だからこそ、最初の失点はもったいなかった。


パワープレーはリスクもある、パワープレー返しも予測の範囲内だった。


しかし、それでも先制点はうちがほしかった。


それだけに先制されたのは痛かった。


ただ、その後すぐに同点に出来たことは大きかった。


試合を振り出しに戻せたこと、仕切り直しが出来た。


いつもと違う試合展開にうちも少し違和感はあったが、うち以上に名古屋は違和感を感じていたように思えた。



プレーの中にしたたかさや老獪さはあまりなかった。


激しさ、強引さが目立つ、昔の名古屋のようだった。


どんどんフリーランして、裏を狙う、運動量豊富なボールポゼッション、今年の名古屋の象徴的なプレーは少ないように感じた。


動きの少ないポゼッションから、サイドで1対1、ピヴォでの1対1の局面が多かった。


その局面で負けなければ、失点する可能性は低かった。


名古屋で一番危険な選手は、誰だかわ分かっている。


名古屋の得点王、Fリーグの得点王。


薫に仕事をさせなければ得点は抑えることができると思った。



ただ、薫は得点力だけではない。


ドリブルもラストパスも出せる選手。


どの局面でも危険な選手。


そして、そのパスの出先にも危険な選手がいる。


だから、名古屋の攻撃を守りきるのは本当に大変な作業。


1対1、カバーリング、コーチング、集中力、激しさ、忍耐力、気持ち。


全てを出さないと守りきれない。


昨日の試合、パワープレーとパワープレー返しで2失点。


流れの中からの失点は1点。


ただ、その1失点が今のうちと名古屋の差だと思った。


コートを左右広くに使われて、ボールを回され、ピヴォの位置でキープもされ、深さも使われた。


そして、その落としからシュートを決められた。


うちのディフェンスは押し込まれた後に、押し返すことが出来なかった。


マークのズレも修正できずに失点。


2失点目だけではない、失点はしなかったが、マークのズレ、押し返せないディフェンスは他にもあった。


そこは頑張って埋めていかなければいけない差。


その他にも名古屋との差はあった。




それをどこまで埋められるか。


同じ監督、同じ選手、同じ戦術、同じ環境ではないから、同じフットサルは出来ない。


だからこそ、どこで名古屋と勝負するか。


どこを名古屋と同じレベルまで上げていくのか。


プレーオフ、全日本選手権。


もう一度名古屋と戦う時に、もっと互角に、そして次は勝てるようにする為に、何が必要なのか、日々考えながらプレーしていきたい。



最後にこの2日間、多くの方が会場に足を運んでくれて、素晴らしい雰囲気の中で選手はプレー出来たと思う。


俺自身1日はスタンドで、1日はピッチで皆さんの声援を直に感じ、心底嬉しかった。


フットサルが観るスポーツとして少しずつ定着してきたのかなと思った。


選手は観に来てくれた方をプレーで興奮させ、魅了し、感動させる。


観に来て良かったと思ってもらえるように全力を尽くすことしか出来ない。


だからこそ、試合で100%を出せるように日々の準備を万全にしなければいけない。


もっともっと、頑張らないといけない。


そして、まだ、うちは何も掴んでないし、何もなし遂げていない。


次の試合は勝てるように全力で頑張りたい。


何かを掴み取るまで、前を向いて頑張っていきたい。